〈その15.アフリカで入院したこと〉
ここのところ体調がすぐれなかったが、どうやら風邪ではないみたいだ。微熱が続き、腹痛が続く。ようやくましになってきたが、頭が重い。なんの病気だろう。よくわからんけど私は意外と体が弱い子なのかもしれない。
といっても大抵は自己責任なのですが。
ケニアで入院した時も原因は油断したからなんですナ。
ケニアには二度行ったことがありますが、入院したのは去年の夏。原因はケニア、ではなく直前に滞在していたフィリピンでした。
そこのスタ◯バ◯クスにある水を飲んだらダメだった。注文したやつじゃなくてピッチャーに入ってたおみず。ネェ…。暑かったし置いてあったら飲んじゃうじゃん…。
最初は旅の疲れだと思って寝てただけでしたが、どうも治らないし、屁が止まらない、なのに臭くない。熱も出てくるしわけわからん。友達も笑いながら看護してくれる感じだったのでそのうち治るだろと適当に考えてました。
その後なんとなく治って日本に帰り、3日ほど荷物整理をしてケニアに飛びました。最初はふつうに健康そうな感じで10日ほど過ごしたのですが、そこで再び発熱。
そこで初めて病院に行って検査をしました。
当時ケニアで流行病があるとかで検査結果を不安に待っていたところ、おじさんが必死に笑いを隠す感じの表情で
"君のう◯ち、ワームがわいてますw"
とのこと。
想像してほしい。
見知らぬ土地、英語のみ、体格のいい院長、ぼったくられるかもしれない恐怖。
そして"worm"。
腹のなかにミミズでものたうちまわってるのかと思い、お母様に怒られることが不安でした。
しかしそのおじさん、誇張しやがってねえ。実際には顕微鏡でやっと見えるやつが繁殖してただけでした。
だけ、と言ってもしんどいけどね!
"めっちゃおるでェw"って連れていってくれたケニア人の先生爆笑してるし。歯をむき出して腹抱えやがって…。
(ナイロビは普通に日本の設備は変わらない良いところでした。先生が交渉してケニア人と変わらない値段にしてくれたからヨカッタヨカッタ)
そのあと3日ほど入院したけど、そんな辛い思いはなかったです。それより看護師の奥さんの迫力がすごくて気圧された。
"あんた日本の子なんだって?いいように見てやるから車ちょうだいよ!あと寿司!食べさせておくれよ!"
適当なこと言いながらちゃんと点滴をブッ刺してくれるいい人でした。グレースさんだったかな。折り鶴をプレゼントしたら困ってた。ごめんね。
(women'sだけど男も普通にokな優しいところでした)
まあこの経験も入院したことでできたわけですから、結果的に良かったなあと思います。なかなか入院する人、いないと思うのでレアな経験ができて幸せだなあと。
だから油断もまあたまにはいいんじゃないですかね?不幸も死ななければ面白いネタになりますし。(個人的な見解です)
きっと今のこの謎の腹痛も巡り巡って面白い話を連れてきてくれるんじゃないかと密かに期待しているわけです。
ただし、ちゃんとご親族の方には説明をさっさとしましょう。ホントに。めちゃ怒られます。
黒歴史とかもいいネタなわけです。当時は大真面目に取り組んでたこととか苦しんでたこともあとから見れば楽しいこと。
じゃあネタになるように無謀なことやってみてもいいんじゃないかしら。
とりあえず早くこの痛みをなくしておくれお医者サマ…。
共同企画もそうですし、十文字個人としてもなにか書き始めてみたいです。ショートショートとか絵本とか大好きなのでそういうのあげようかしら。
ホウチガももっとコーナー増やして面白い商店街にしたいものですネ。