ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈81.人には人の乳酸菌〉

僕が小さい頃の話をしよう。

 

僕には姉がいて、幼稚園のころはしょっちょう姉貴や姉貴の友達と囲まれて遊んでいた。だから男の子遊びより女の子遊びをしていた。だからウルトラマンとか仮面ライダーは怖くて見れなかった。

 

幼稚園の時、なぜ僕は男なのか。本当に男であるのか気になった。それを考えた瞬間はいまだに覚えている。幼稚園のバッグをかけるところが男の子は青、女の子は赤、と決められていたのが不思議だった。

 

だからといって、特に聞いたり行動したりしなかったので、まあ男として生きるのが当然だ。トイレ行くときは親父についていったし、何かあれば男の相談だと思って真っ先に親父に聞くようになった。

 

だが。幼少の頃の環境はいまだに僕に響いている。21歳男性の部屋には珍しく、人形がちょこちょこいるのだ。ドラクエのキャラクターだったり、動物だったり、様々だがあのふわっとした感触は離せない。安心するんだねぇ。

 

でもこういうのはあんまし口外できないでしょ?少数派なんだもの。共感なんて得られるわけないし、別に求めないし。だから別に特別話をしない。

 

この前、ツイッターでおんなじように部屋に人形とかを置く男の人がなにやら批判されているのを見た。批判する人からしたら"普通"の男の人は人形とかは置かないだろ!ってことらしい。なるほどなあ。

 

普通ねぇ。なんだろうなあ、普通っていうのは。高校時代、友人がなにかしらの"オタク"であった環境で青春を過ごすと、普通はなんだかわからない。歴史好きの天才もいたし、ゲームやってる太っちょもいたし、ドルオタのガリもいたし。

 

そんな人に向かって、いちいちお前は変だ!なんていうのはナンセンスじゃないかしらん?彼らは彼らの楽しさがあるんだし、それを"自分の価値観"で否定するのはそれこそ幼稚じゃないかしら?

 

"叩く"という行為、"批判"という行為をするときは細心の注意を払わないとダメよ。彼らを理解できないように、あなたも理解されないんだから。おしつけるのは小学生の喧嘩でおわり。"みんな"って言葉もこわいのよ。あなたの周りの人だけがみんなじゃないの。類は友を呼ぶ、みたいにあなたの周りはあなたに似た価値観の人で満たされてるんだから。

 

人には人の乳酸菌、みたいなね。人には人の人生を。土足で上り込むなんて消えてしまえ!

 

 

とか言いつつ、おれも危ないんだけどね。反省よ。そんな場をつくっていこうよ。