もうじき大空に飛ぶことになる。5時間ほどで中継地点につくのでそれほど長旅ではないのだが、到着後にwifiをみつけられる保証がない。そしてなにより、その中継地点で12時間ほど過ごさなければならない。なかなか面倒なことだ。
心に余裕があるうちに、このワクワクと若干の不安を書いておこう。
一人で飛行機に乗るのは初めてではないので、順序は大丈夫だが、慣れてはいない。おまけに中国語は喋れないし英語も自信ないしで、安心できるのは一人でいる時だけなのだ。中継地点の空港は初めて使うから不安だし。
出発前の大量にベンチがあるところで、はしゃいでいるちびっこを片目に、これから乗る飛行機を眺める。そしてその先に広がる滑走路と遠くに見える小さい日本のビル群。
ああ、遠くに行くのだな。
何はともあれ明日の今頃は目的地についているはずだ。それまではせめて楽しむのが吉ってもんだ。大量に詰め込んだ本が長い待ち時間の相手をしてくれるはずだ。
不思議なもんだ。すべては自分の心の持ちようってか。なんとなく嫌だなあと思っていた乗り換えも、あきらめられそうだ。
お風呂と一緒で、入っちゃえば心底最高だけど、入るまでグズグズするもんだ。
だけどちょっと遠くのビルが愛おしくもある。
まわりが忙しそうに飛行機に乗り込み始めた。
そろそろならぶとしましょう。
はあ。
(追記)
無事中国にはついたんだけど、唯一使えるインターネットがこれだけなんだね。
日本で見かける、世界展開している店を見つけると入っちゃうんだよね。その安心感を、友人はゼルダの伝説から"聖域"とか呼んでたなあ。
調べ物できねぇや。最低でも電子辞書持ってくるんだったなあ…。