〈144.ネパール到着の話〉

中国の空港での15時間はかなり身体に来ていたらしい。ネパール行きの飛行機での記憶がほぼない。しかし、その15時間のおかげで読みたかった本が3冊読めたのだ。ある意味本を読むことも海外に行くことの目的の一つになっている。それにしても体バキバキ、目はショボショボ。

いざネパールに着いてみると、聞いて想像していたよりコンクリートの道路がしっかりしていてびっくりした。もちろんガタガタしていたり、突然泥水が現れたりして、ある意味安心したところはあるのだが。

夕飯を食べるために、夕方に街を散歩した。車とバイクの量はやはり。ともあればクラクションを鳴らされる。でも渡る意思を表現すれば車が止まってくれるあたりはまだまだ良心的だ。お顔も薄い、日本人的な雰囲気もあり、それほどストレスもない。ネパール語も日本語みたいに口を大きくは使わずに喋るし、耳障りも悪くない。

夕飯は辛かった。小籠包餃子みたいなモモと焼きそばみたいなやつ、それとじゃがいもを辛く炒めたやつ。おいしかった。けど辛かった。でも辛いのが苦手な僕でも美味いと感じるのだからおいしいのだろう。今後も食事は期待し続けよう。

帰り道、犬がクンクン鳴きながら寄ってくるのが、かわいく愛おしいが怖かった。万が一噛まれてしまったら病院送りだ。撫でたいけど撫でれない。いや〜ごめんねぇ。

明日からは首都カトマンズを出て村の方に行く。おそらく更新は3日後くらいになってしまうだろう。バスで5時間、山登って1時間のところにあるらしい。

うーん。楽しみだ。