ぼくは橋の途中で死んだかもしれない
今日は家電をことごとく処分し終えていたらもう19時になっていた
どこかにふらっと出かけてみたい気持ちになり近くを散歩することにした
僕は草津市に住んでいるので市をまたぐことになる
これまでいったことのない道を歩いてみようと思ってフラフラ歩いていると家の近くにラブホテルがあった
そうか、こんなところにラブホがあったのかとギラギラ輝くネオンが妙に嬉しくなり写真を撮ったが、深夜の宿泊は高いなあ。驚いた。
それからは川沿いをしばらく何も考えずに歩いていると琵琶湖の南部にかかる大きな橋が目の前に現れた、だから渡ることにした。とても大きな橋で名前を近江大橋という
橋を渡りながら対岸に見えるビルや家の光はとても綺麗だった。あそこに見える光は家族でご飯を食べている時の光だろうかと心を弾ませながら歩いていた
橋は怖い。すぐ隣は琵琶湖だった。真っ暗で何も見えない。近江大橋の中間まで行って、こんなことを考えた。
もし間違って、この暗くて深い湖に落ちてしまったらどうしよう
かなり真剣に考えていたから、もしかしたら本当はあの時落ちて死んでしまったのではないかと橋を渡り終えた後も考えていた。
帰りは電車で帰ってきたが、降りた最寄りの駅の改札や階段に違和感を感じる。やっぱり僕はあの時死んでしまっていて、、、
と考えていたが突然バカらしくなって無事に着いたことを彼女にラインで伝えた。
まだ既読がない。もしかしたら僕は、、、