ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈169.アフリカ研究の話〉

 

アフリカに行く日本人。

何が目的なんだろう。

 

 

 

アフリカに行く人といえば、ボランティアという鋳型があると思います。

実際僕がアフリカ研究するといえば「偉いねぇ」と無条件に褒められたりします。

 

ちがう!

 

ということで今日は皆さんお待ちかねの自分語りの時間です。していいじゃない。どうせ誰も見てないわ。うふふ。

 

 

 

大学の先生のツテで十日ほどケニア滞在したのが一昨年の夏。はじめてのアフリカ大陸上陸である。ツテがあったのは運としか言いようがない。しかしなぜアフリカに行きたかったのか。

 

事の発端はあまりにも知らない土地だということへの好奇心である。

っていったら賢そうでしょ。それも一つなんだけど、大元の起源を辿ればドラクエ3なのだ。ドラクエ3の世界はリアルの世界地図をもとに作られていて、ジパングなんていう村もある。その中でアフリカ大陸は、ボスの城がある。当時小学生の私はボスの城がある国に行ってみたいと思ったのだね。

 

時は過ぎ、真面目な好青年となっていた高校生の頃。なぜかわからないが平和の使徒として目覚めてしまった。世界平和、戦争根絶のためにこの身を捧げよう、そう思って日々を生きた。平和のためにはどの仕事に就けばいいのか。とりあえず国連だべや!ということで国連を目指し始めた。

大学一年生の冬。大学のプログラムで国連に行かせていただいた。おもしろくてしょうがなかったのだが、一番記憶に残っているのが日本代表オフィスで聞いた一言だった。

"最近はアフリカを注目してますよね"

 

日本代表が注目するアフリカ…!日本に帰ってきて、大学2年の間、しばらく調べまくった。その時に先生のツテもゲットした。

そして3年の夏休みに行くことになった。都市部は思ったより開発されてて"残念だった"。しかし田舎に行けば"予定通り"開発が遅れていて面白かった。

やっぱり開発が必要だ!じゃあ開発には何が必要か見極めてやんべ!ということで2回目のケニアとなった。

 

2回目にいくと、どこに発展途上の原因があるのか、カッと小さい目を見開いて観察した。どんどん短所が見つかって"やはりなぁ!"と「かわいそうなアフリカ」を見つけていった。自分がどうにかしてやろう!と思っていたものだ。

 

観察して2週間。ぶっちゃけかなり疲れた。なんか短所を粗探ししている自分が嫌い。マウンティング野郎だ。

ホームステイ先の部屋で不快感とともにグダグダしてると、庭先で面白いことをしているのが目に入った。頼母子講を開いていた。地域のおじさんおばさんが6人くらい集まって。楽しそうに。

それを見たとき、我々が失ったなにかの一端を見つけた気がした。

 

"共生"の感覚である。

 

短所を粗探ししているよりずっと楽しいし、なにより俺なんか平和の使徒じゃないのよ。俺にそんな器ないの。それより楽しいことがなんで楽しいのか探そうじゃないの。

 

ということで僕はこの"共生"を求めて大学院で勉強させてもらことになりました。

ボランティアというのは良いことだけど、「貧への施し」となると、どうも親から子へというような、上から目線になっている気がして嫌なのだ。全部が全部上からとは言わないです。

それとアフリカっていう括り方も好きじゃねぇな。日本をアジアと言っているようなもんだ。

 

 

僕はアフリカへ勉強しにいくのです。学ばせていただきに行く。助けてあげようとは思っていない。むしろ日本の発展のために、ケニアに助けを求めに行くのだ。

 

「アフリカ=かわいそうな国」と決めつけないよーに。気をつけてよねっ!

 

以上です。あなたにとって無駄な5分にならなかったことを祈ります。

 

 

昨日は結構ドヤ顔で投稿したのだが、どこからも一切評判を聞くことはなく今日が終わった。非常にふくれっ面である。もっと構ってよ。