〈183.十文字の文字論〉
累計9000ご来場突破いたしました。ついにねぇ。いやぁ。ワクワクするなぁ。
ここまで一応毎日なにかしら書かせていただいて他のメンバーの人にも書いてもらってホウチガが存続させていただいている。もとはといえば、僕がただ単に文字書きの練習をしたくて始めたのに、だいち岡島、そしてハラミキも巻き込んで。毎日1か2くらいの来場数がちょっと増えたりして。時々感想もらったりして。
こんな嬉しいことはないなぁ。
なんだけども。嬉しいんだけど。
文字の限界を感じるというか、他の表現方法に羨ましさを感じたりもするんだよね。
例えば、ついこの前見た映画。
恋人に別れましょうと伝えられた男の背中。残念ながら僕には表現する方法が見当たらない。小説だと、風景描写でその背中を表現したりする。だとしても、その背中の悲壮感は映像のほうが心に残ったりすると思う。文字ですべて描こうとすると、やっぱり無粋になってしまう。
その結果。やっぱり絵も描けるようになりたいなあとか、写真勉強しようかしらとか、音楽初めてみようとか。色々考えるわけです。今日は東山魁夷(〈その6.憧れ〉参照)の絵を買ってしまった。綺麗な月と桜と藍。
だけども。僕の能力には限界がある。絵なんか無理。写真もブレブレ。リズム感覚もない。僕にはできない。誰かの能力と力を合わせて、分業して、完成させる必要がある。
そして、映画が生まれるんだね。
脚本家がいて、カメラマンがいて、編集がいて。分業が協力して美しい表現ができるんだろうなぁ。それってすごく楽しいんだろうなあ。
そっか。それなら半人前も半人前、四分の一人前の文字書き能力を鍛えなければならない。鍛えて他のすごい表現に追いつけるようにならないと。
ということで今日も700字くらいの無題のエッセイを書いているわけであります。
今日も読んでいただいてありがとうね。
初めてネットの世界に自分の文を漂わせた時に比べて、マシになってたりするんだろうか。
うーん。それは期待できないなぁ。良い文をかきたい。思わず頬が緩むみたいな、思わず涙が流れるみたいな。書いてみたい。