この前福岡から去る時、だいちとハラミキが僕と岡島を見送ってくれた。その時のことをだいちは、[3/25どこかでつながっているから]の中でこう書いていた。
"見えなくなるまで手を振っていたが、あいつらはすたこらさっさと去っていった
また会えるからそんなのいらねぇよと言いたかったのか、それともそういうのは気にするような人たちではなかったのか"
僕はこのどちらでもない。寂しくなってしまうから、別れをそっけなくしてしまう。僕は素直じゃないんだ。
よく、人の出会いというのは別れが必ずあるという。一期一会。だから大事にしなさい。そして気持ちよく別れなさい。そりゃあそうだ。極論ならば、人は死ぬんだから生かしてもらった世界とお別れしなきゃならない。すべてと。
今日、京都に遊びに来てくれていた人が家に帰っていった。改札まで一緒に来た。せっかくそこまできたのに。新幹線きちゃうから早く行きなさい。僕はそう言って適当にしてしまった。
僕にしては珍しく後ろ姿を追ってしまった。人混みで見えなくなった時。やっぱり寂しくなった。
別れを適当に済ませてしまう心には、だいちがいう通り"どうせまた会えるんだから。"っていう、小学校の帰りの会に似た気持ちがある。気があう奴はどうせ会う。気が合わない奴はきっと会わない。そんなもんだ。大丈夫。どうせ会う。そう信じる。
だけども、それだけじゃない。
ほんとはさみしくてさみしくて、涙が出そうなんだ。福岡から去る時ももう一泊したかった。今日も帰って欲しくなかった。だけど、それは僕の欲とか考えとか。一方的な、自分だけの感情。相手の予定も気持ちも考えてない。そんな理不尽なこと僕はしたくない。だからせめて寂しさを紛らわすために、そっけなく背中を向けてしまうんだ。
いつ最後のお別れなのかわからないのに。そうやって僕は後悔を作ったのに。だけど。
だけど僕は天邪鬼。直接言うなんて恥ずかしいことはできるわけないだろ。
それなら。これからはもっと手紙を書こう。手紙の中の僕は嘘をついてはいないから。
だれとも別れたくなんてないんだよ。一緒にいたいんだ。一人はこわいんだ。だけどお別れをしなくちゃいけない。ちゃんとありがとうを伝えなきゃいけない。
言葉にしない気持ちは、相手にとって無いのと一緒。そうだれかが言っていたわ。
これから文字で気持ちを残そうね。
昨日で平成30年度とお別れだね。あと1ヶ月で平成ともお別れなんだね。
最後の大学生活を送らせてくれてありがとう。
僕を生んで、育ててくれてありがとう。
さようなら。
どこかでつながっているハズですから、また会いましょう。ね。