とてもおもしろいマンガに出会った。内容はとてもグロテスクだが、それに反してきれいな絵柄と丁寧なミステリー。拳で語るような漫画しか読んだことがなかったので、新鮮だった。
ずっとよんでしまった。
なんでおもしろいんだろう。
ひとつは、その丁寧で緻密な謎の解読だろう。おそらく書いている漫画家さんの知識量がすばらしい。その上に成り立つ謎である。知的好奇心を揺さぶり、心を離さない。
そして非現実的でそれでいてリアルなところだ。グロテスク、というように次々と刃物で刺されていく。こんなのあるわけないだろ。と思うけど、表情とか、展開とか、そういうところの細かい部分がすごく丁寧で。そうなると、闇の社会にいけば、こういう人いるかもわからんなあ。そう思えてしまう。
こんなおもしろい漫画だけど、超メジャーではないのが世間の厳しいところ。だけどたぶん人気は間違いなく出てきているんだろうな。漫画音痴な私のところまで情報が来ているんだから。
読んでいると、こんなレベルのものを私は想像できないなあ。かけるものなら書いてみたい。そう思えてくる。この漫画家さんならたぶん植物の知識量があるし、内臓とかにも精通してそうだ。なるほど、突発的にかけるもんじゃないんだな。知識の積み重ねと、長年の下積みがあるからこんなおもしろいのがかけるのか。
つまり、おもしろいものには時間が必要だというただそれだけなんだね。もちろん、時間をかければ誰でも出来るわけじゃないんだろう。
私だったらどうしよう。まずは目の前のアフリカ研究とこういうちまちました練習を大事にすることなんだろう。
うーむ。気が遠くなるような、それでいてわくわくするような。とりあえずがんばれ。