ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈238.デンジャーレジャー〉

私は登山という登山をしたことがない。もちろん、ネパールの山中にある村に行くために崖っぷちを歩いたり、校外学習で赤城山を登ったりもした。だけど、いずれも登山が目的ではない。そのためあんまり登山の楽しさとかを考えたことがなかった。

 

授業の一環でフィールドワーク実習があった。京都の山を登って植生を観察することが目的であったみたいだが、実質登山が目的であった。授業がなくなって体を動かせるなんていい日だ。

 

というのもつかの間、素人向けの山ではあるんだろうけど、けっこうしんどい。2時間とかもう少しあったろうか。途中止まって葉っぱの観察をしながら尾根まで登ると、ふくらはぎとハムストリング?がやばい。膝も笑う。そしてなにより水分不足であった。

 

ぶっちゃけ登山とか、大した楽しみでもなかったが、頂上からの眺めと一人になった時の静寂はなかなか経験できない。すごく美しい経験であった。だけども、ちょっと躓いて、崖が目の前に広がると、死が迫っていたことに気がつく。ああそうか。これで躓き損ねたら遺体として見つかることになるのか。

 

レジャーとデンジャーは表裏一体なんだね。リスクがあるからこそ楽しいのかもしれないけども。

 

山から無事降りて、嫌という程水を飲むと、腹が減った。久しぶりに"ヤサイマシアブラマシマシ"という呪文を唱えることになった。水分過多および食事量過多によってトイレから出られなくなっていることは運命だったね。

 

命あるからこそ感じられる痛みってやつだ。ありがとう腹痛!ありがとう筋肉痛!

明日の無事を祈って!