〈255.素直さ議論〉
ついにハラミキも信頼関係に言及したぞと。彼女は素直になることが信頼関係構築維持には必要だと展開した。
ツンとした態度、言葉不足で信頼関係を崩したことがあるとな。ハラミキくらい美人さんならツンのあとデレとけばモテモテなんじゃないかしら。
なんていう冗談は置いといて。
素直になるってどういうことなんだろう。素直ってなんだ?ここから考えてみよう。
デジタル大辞泉によれば
1 ありのままで、飾り気のないさま。
2 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。
3 物の形などが、まっすぐで、ねじ曲がっていないさま。
4 技芸などにくせのないさま。
5 物事が支障なく、すんなり進行するさま。
人間関係の中の"素直"でいえば、1と2だろう。飾り気がない。ありのまま。おだやか。ひねくれてない。
ありのままというのは、社会的存在を維持するための仮面を脱いだ、タテマエのない状態。
おだやかでひねくれてないというのは、相手思いな状態だろうか。違う気がするけど、とりあえずそういうことにしよう。
タテマエのあるなし、オブラートさのあるなしと言い換えよう。
①タテマエあり、オブラートあり
②タテマエあり、オブラートなし
③タテマエなし、オブラートあり
④タテマエなし、オブラートなし
という場合に分けて考えてみよう。
①はまさに初対面、仕事上のお付き合いの関係だろう。お互い腹の中を見せず、利益最大化のための関係である。まあ、疲れちゃうのも想像に難くない。でも社会的動物として手に入れた人間のスキルであるから一概に悪とは言い切れない。
②。タテマエはあるけど、オブラートに包むことはない。あぁ、なんていうか、私が苦手なジャンルの人たちだナ。自分タテマエを守るため相手を攻撃する人っていうのが俺には見えた。社会的に生きていけないんだろうし、たぶん本人も後でしんどくなると思う。タテマエっていうのはめんどくさいゾ。
③タテマエはなく、オブラートに包むこともできる。これは優しい人だ。親しき仲にも礼儀ありってね。だけども煩わしさもあるかな。もっと来いよ!と。でも間違いなく配慮できる優しい人だ。
④タテマエもないし、オブラートさもない。これが僕が前に言ったバカな関係性だ。屁はこくわ、肩は組むわ。楽しいのが目に見えるところではある。だけども、真剣な話をするムードではないよね。
タテマエっていうのは自分と自分の関係性、オブラートっていうのは自分と相手の関係性を示すと思う。
それでタテマエで自分は守って、オブラートを欠いて相手を蹴落とす。こんな自己中心的な行動は好きにはなれない。だから②は苦手だ。
タテマエもあるし、オブラートもある①は、自分も守るけど相手も守っている。だから悪くはない。けど厚い鎧越しに顔はよく見えない。だから様子を伺うよね。
④は素ッ裸だ。酔っ払いみたいなもんだ。だから飲みニケーションなんて言葉もある。仲良くなりやすいぜ。だけども。ある程度相手を尊重する態度がないと、揺らぐぜ。真面目な話、しづらいぜ。
という意味でも③のオブラートさは必要な気がするね。もちろん、これだけだとなんか疲れるぜ。あと疑心暗鬼になるかも。優しすぎないかコイツ。
というわけで、場面によってオブラートさを使い分けることが大事だ。必要なくガンガンばかちんになる時、ちょっと包んであげて言葉をチョイスする時。
物理的なパーソナルスペースに近いかも。人によってその広さも違うし、場面によって使い分けなきゃね。
素直さの定義から色々考えてみたけどなんか違うところにふらふらしてしまった。1500字書いちゃったし、2時過ぎたし、書き直す気もない。場合分け始めたあたりから間違ってる気がする。まあいいや。寝よう。
あとでゆっくり考えよう。味わい深い議論なんだから。急いで飲み込むこたぁねぇな。