すごくイタイタしい文章をすべて消すことにした。僕は何者なのか。そんなくだらないことを述べても仕方ない。
だけども、何者かになろうとしている、という感覚はわかってもらえるんじゃなかろうか。
よく歌とか、漫画とかでも聞くじゃない。一人っきりの部屋で真似をしてみたり、ちょっとした素振りを取り入れてみたり。
赤ちゃんは大人の真似をして行動を覚えていくらしいじゃないの。
大人になってもその基本はきっと変わらないんだと私は思うの。上司がやっていること、先輩が残していったものを学んで、まったく同じようにやってみて。それで自分がやりやすいように変えていって。
ひとつのものごとを取り上げて、初級中級上級に分けるのは、できそうだ。
だけど、そういうひとつひとつをすべてひっくるめて、人間性とかそういうレベリングをするのはできないんだろうな。
だから分かりやすい肩書とか、指標とかで自分の自分らしさを証明していくしかないんだろう。
もっとこう、生活態度とか、対人能力とか、社会性とか、定義があいまいで、具体的にしにくいものがはっきりとわかるようなシステムがあればいいのに。
ドラゴンボールのスカウターってホントにすごいなあと、初めて出会った時は思いました。戦闘力を数値化するんですとな。
そういう、スカウターがほしい。人間性を数値化してくれれば僕はその数字を伸ばすよう修行に勤しむのに。
分からないから議論ができるんだけど、わからないから相手が理解できなくなる。
絶対的な正義があればいいけど、そうすると多様性が喪失するんだろうな。
社会文化の損失になってしまうな。じゃあスカウターはいらないや。
結局僕は何かになりたいけど、なにかはわからないままなんだねぇ。
丑の刻の研究室でそんなことを考えているのです。