〈286.アナ雪(岡島添削よろしく)〉
昨日は悔しくて悔しくて寝られなかった。寝る直前に敗戦を見るのはくやしさ倍増である。
だから今日はもっと感情ない、アホみたいな話にしよう。
大人気映画のアナ雪。残念ながら私はまだ見る機会がなく、ストーリーを知らない。
歴史的超人気作を全く知らない、というむしろ貴重な人材なのだ。そこで、知らないということがどういうことかを残しておこうと思った。
又聞きには知っているので全くの当てずっぽうではない。
つまり、私が聞いた話を繋ぎ合わせて、アナ雪のストーリーを考えてみようというものだ。肩の力を抜いてね。
さすがに登場人物は知っている。アナとエルサである。それとなんか悪い王子様とそれほど悪くはない王子様がいるとか。主な登場人物はこれくらいという珍しい映画だと聞いた。
それとあとオラフとかいう雪だるまの怪物がいる。かまってちゃんらしい。
キャラクターはこれくらいだろう。
では本題のストーリー展開である。
まず、アナとエルサ姉妹の両親が死んでいる。たしか王族。つまり、王様とお妃様がない国になり、身を追われることになった雪国姉妹。
そしてエルサは生まれつき超能力者で氷を作り出せたり、空気を冷たくするとかそういうおっかない人だ。だが、その能力をコンプレックスに感じたエルサは、部屋に引きこもる。
すると、アナはひとりぼっちの生活をするが、趣味で髪の毛を伸ばしてみる。すると、めっちゃ長くなって、気づいたら閉じ込められていた塔からスルスルと逃げることができるようになった。
たぶん、この幽閉されたのはエルサが雪で村とか街とかを凍らせた罪状をアナが肩代わりしたのだろう。かわいそうな妹だなぁ。
そうして脱獄したアナがポテポテと歩いていると、悪い王子様に会う。そいつが助平野郎で、アナを誘拐してあれやこれやを画策する。それに気づかず、久しぶりの人に出会ったアナは付いていこうとする。
そこできっと良い王子様が助けてくれるのだろう。やっぱり、アナは美人だったのだ。
なんであんな奴についていこうとしたのか王子に問われると、アナは寂しくて仕方なかったと答える。なぜ寂しかったのか問われると、やはり姉エルサの話になる。
そこでいい王子はアナの力になろうとしてエルサ部屋に一緒に赴く。
エルサは雪だるまの怪物を作り出して遊んだりして引きこもり生活を楽しむ。そこに突如、出てこいとうるさい妹が現れるがドアをきっちり締めて居留守を決め込む。
妹が一回諦め帰った時に、あの有名な曲だ。
「ありのままの〜じぶん〜がいいの〜」
ということで引きこもり生活に戻ろうとしたら、アナが再びやってきて王子とアナに捕まえられる。
アナは家族会議に持ち込み、一緒に生活しようと伝えるとエルサは逆ギレしかけるが、そこにまた悪い王子がやってきて、今度はエルサを誘拐する。
遂に怒りが頂点に達したアナ。悪い王子を雪だるまの怪物とともにボッコボコにすると、さすがにエルサも申し訳なく思ったのか、引きこもりを断念し、社会復帰。
この経緯を間近で見てきたいい王子が力になりたいということで、アナとエルサ両人を妻にして王国再建に尽力することを誓う。
ところでこの王子はどこの国の王位後継者なのか。それがなんと、雪国姉妹の祖国を滅ぼした敵国であったのだ。王子はたぶん、戦争に嫌気をさして、母国を離れ、修行僧として歩いていたらアナに出会ったのだろう。
たぶんこんな感じの話である。
紛争とかジェンダーとか、現代問題に一石を投じる作品だったのだろう。それに加えてアナと雪の怪物による痛快なアクション。そしてアイデンティティとコンプレックスの解決。これがきっと面白かったのだろう。いやぁ。見てみたい。
岡島くん。添削お願いします。