4月末ごろ。一つのエッセイコンテストに応募した。何回目の応募かはわからない。とはいえまだまだ初心者である。
だけどもそろそろ結果を欲しくなってしまう。
"7月中旬に新聞で結果を公表します。"
もう中旬も過ぎたころだろう。もし、なにかしら賞に引っかかってたら連絡くらいくるだろう。それがないってことはやっぱり今回もダメだったようだ。
悔しいから毎度毎度、自分の文を読み返す。
あぁこれは下手な文だな。そう思って、賞をもらった人の文と読み比べる。
改善の余地ばかりだな。そう思う。
改善の余地しかないので、果てしない。ポジティブなことなのかもしれないけども。
当然だ。僕は生まれてこのかた才能に恵まれたことはない。文才なんて一つもない。
恵まれたことでいえば、家庭環境と忍耐力くらいだろう。がまんはできるよ。
だけども。真っ白な空間をフヨフヨと漂い続けることへの忍耐はなかなか難しい。
いじめられるとか批判されるとか。そういうアクションに対する忍耐はまだ気が紛らわすことができる。こちらも戦う・対策を立てるといったアクションができる。ある程度の進歩の確認もできる。
でも真っ白な中で、ひたすらずうっと先の光を見続けて、虚しく漂い続けることの忍耐ほど難しいことはない。変化も成長もわからない。これほど辛いことはない。
昔、親父に言われたことがある。
走るのも遅いし、頭もとびきり良いわけでもない。お前ができるのは、地道に毎日努力することだ。その才能ならお前はあるかもしれない。
これを信じて、今日も700字を歩き続けてみるのです。
はぁ〜!そろそろ賞状とかトロフィーとか転がって来ねえかなぁ!
そういう運も俺にはねぇよなぁ!