〈341.夢とか理想とか〉

ちょっと前に理想を据えることの意味について考えた。理想がないと僕は生きていくことができない、という結論だった。

話し相手になってくれたIambeは小さな目標をクリアしていくことが大事だとしていた。これを否定する気はさらさらないし、時と場合によって使い分けられたらいいといまでも思う。

出国まで24時間を切った。ここ2-3日ナイーブが続いて、もやもやしていた。空港着いたらこうしよう、2日目はこうしよう。そんなことを永遠と考えている。すると、〇〇はしなくていいのか、△△はしたほうがいいよな、なんてどんどん沼に入っていくことになった。

たぶん、それがナイーブの原因だった。やることがいっぱいあるのに、俺は何をしているんだ。とね。

全米オープンではディミトロフがベスト4に入り、小人のシュワルツマンが巨人ズべレフを討った。遠いアメリカでの話、遠いプロフェッショナルの話だけど、どんなに僕を勇気づけたことだろう。

親しくしてくれている人が様々な困難を乗り越え、志望していた企業への内定を手に入れた。近くで話を聞いていたら、この人は絶対いくだろうなと直感的に思っていたけども、結果として出るとやっぱり安心する。私のことではないのに、どんなに僕を元気にしたことだろう。

ああ。僕のまわりでは、自分の力で目標を勝ち取る姿が輝いている。

僕はどうしたいんだっけな。なにが目標で、なにが到達点なんだろうな。

だいぶ先のことだけど、論文を出して、会社に入って、自分の金で生活を営んで、ちーーーっとだけでも歴史の発展に貢献して。そんな"理想"をみたら。

たかが数ヶ月の研究渡航がなんだ。そう思えたんだ。

目標は、できる前提。それをクリアして目的を達成する。すごく近い話。

夢は、頑張って運が良ければできる。自分の姿を見ること。

理想は、その自分の姿と同時に、まわりの人とか社会とか環境とか。自力でどうにもできないことも含めて「なったらいいな」を描くこと。

僕は目標ばっかりみていたら、視線が机の上になって、猫背になって、思考回路がショートがしてしまったよ。

夢を見て、理想を描いたら、視線が上がって、視野が広がって、なんか胸まで張っちゃって。

なんでもできるような気もしちゃう。

こうなったのも、まわりの人の勇姿があったからなんだね。ありがとう。

夢を見て、理想を掲げつつ、目標をコツコツ重ねていく。3ヶ月頑張ってみましょうね。