〈424.人生のための5秒〉
11月26日。
僕は適当な性格をしていて、そして基本逃げ腰だ。
人と約束していたらさすがにほったらかすことはほぼないと思う。でも自分との約束はすぐにほったらかす。
5分だけ横になる。10分経ったら勉強する。
そういう約束事は決めた時から守る気がないんだろう。それくらい適当なやつだ。
そして後になって理由をつける。昨日はよく頑張ったんだから今日のサボりは休憩だからヨシとする。みたいな。逃げてるよなぁ。
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かつて読んだことがあるスピーチがある。
そういうサボり癖がある人は、なにかしようと思った時にこう口にすればいいんだ。
"Just Do It"
読んだときは、なるほどそれならできそうだ。スイッチを入れるのを言葉をするとより強固になるという考えだ。そしてやってみた。
残念ながらしばらくしたら言わなくなった。言うことでしなくちゃいけないとわかってくると、言うことすらしなくなるのだ。
なんて適当で腐った人間だろうか!
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今日ネットでこんなマンガを見かけた。
"なにかしようと思ったら5秒数えるんだ。5秒数えてみると動かざるを得なくなる。"
なるほど、これはいいかもしれない。Just Do Itに比べ、5秒というチャージ時間がある。例え5秒とはいえ、この時間があると頭が余計なことを考えなくなる。
実際、これは今のところ効いている。これがいつまで続くか。それは今後の僕次第だろう。
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めんどくさくて動けない。というのは解釈によっては人間らしい行動と言えるらしい。行動をした際のリスクとかその後の未来とかいろいろ考えて、現状維持という安全策を選択するようになったのが、動きが遅いことの原因だということ。
たしかに心配性で自己肯定感低めな僕はその通りだということにする。決してめんどくさがりではなく、あーだこーだと不安定要素を考え、現状維持をするのだ。
だって怖いもん。
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現状維持のまま過ごして、そのまま過ごし続け、そのまま死んでいいなら、現状維持は最良の選択肢だろう。
しかし、人間の歴史は常に繁栄と衰退だ。維持なんてのは歴史じゃない。人間の文化ではありえない。
維持というのはすなわち衰退だと誰かが言っていた。維持はできないんだ。しているつもりで衰退しているんだ。
これを肝に銘じて5秒カウントしてみようかしら。