ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈431.Just Try〉

12月3日。

 

今日を含めて残り3日。やることやらねば落ち着いて飛行機に乗れない。先輩のアドバイスをもとに、いやいやながらも資料が大量に眠っている施設に向かった。

がしかし、パスポートがない。いやあ。家に置いてきてしまったようだ。これじゃあ施設に入れるわけないね。あきらめてさっさと家に帰りましょうか。

 

 

しかし、帰ってなんて報告するか。パスポート忘れたので諦めました。だとしたら、行ってみたのか聞かれるだろう。トライもせずに帰ってしまったら、理解できない、という表情か、呆れの表情を見ることになるだろう。

だってパスポート忘れたからあきらめて家に帰る、という行為は理論的でないもの。自己保身の感情にあふれた行為だ。聞いて駄目で戻ってくる、それなら筋が通っている。

研究者たるもの、ひたすらトライすべきだ。そういう声を脳で響かせる何かがいたので、仕方なし行くことにしました。

 

 

大方の予想通り、入れたわけです。個人情報を書き示せば。目的をちゃんと記入すれば。やっぱり来てみて良かった。200年ちかく昔の文章を手に取って眺めることができたわけだ。

 

やる前にあきらめることはただの自己保身というか、ただのめんどくさがりであり、未知への恐怖に足をすくませているだけのチキンボーイというわけだ。

勇気か無謀があればそれを乗り越えることは造作もない。だけども知恵という武器は、種の保存のために危険は冒さないという特性を人間に与えたとかどこかに書いてあった。

 

じゃあ何が勇気を作るのか。

自分を信頼する心と目的への情熱かしら。

自信は、情熱は、いったいどこからやってくるのだろうか。自信はきっと成功した経験をたくさん積んでいけばできるかもしれない。他にもある気がするが。しかし、情熱は何なんだ。なにがエンジンなのか。愛か。慈悲か。それとも怒りか。もしかすると知恵が情熱をつくることもあるのか。

 

とはいえ、とりあえず足を踏み出して経験を積めばいいじゃない。失敗してピエロになってみれば、まわりは笑ってくれるし次の礎にもなるし。

カッコよくあろうとするから踏み出せなくなるんだ。それ、いっちばんカッコ悪いよ。

二か月前の俺よ。俺は成長したぞ。