12月4日。
今日を含めてあと二日。明日は空港なので、実質一日。となるとやることは一つ。あいさつまわりだ。どうせまたセネガルに来ることにはなるが、しばらくは会えなくなる。お世話になったあの人たちに会いに行こう。
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いた。こうもあっさり会えるとそれほど感動もない。ただの日常だ。
先月よくあっていた時と同じく、挨拶を交わして話をする。
”ああ、そういえば僕明日日本に帰っちゃうんです。来年来るけどしばらく会えないですね。”
「オー、オスマン。久しぶりに会ったのに。」
いままでになく、残念そうな表情をしてくれた。その顔をみたら、帰国することがすこしだけ残念に思えてきた。
”ありがとう。元気でいてください。次は日本のお土産でも持ってきますよ。”
「それはありがとう。元気に戻ってきてよ。最後にご飯でも食べていくかい。」
この人とは一時期毎日会っていたけど、一度もごはんにはいけなかったな。最後に一緒に昼飯を食べる。スープカンジャっていう、オクラが入ったビーフシチューみたいなおいしいごはん。ずっと量が減らなければいいのに。
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帰り道。そういえば今日が最後の日だったことを思い出す。また来年来るから寂しさはそれほどだけども、悔しくも学び多き3か月だったことを考える。なんとも愛おしい日々だったことか。多くの人の助けを得て、なんとかメンタルも保ちながら、体を崩すこともほとんどなく。なんとも恵まれた日々だったことか。
セネガル、良い国だな。なんだかんだ、相性悪くないかもな。
次は最初からフルスロットルで研究に打ち込もう。そのための準備期間だったのだ。
明日の今頃は飛行機の中だ。更新もできるかわからない。ひっそりと反省会でもしながら思い出に浸っているだろう。
Ba benneen yoon.