ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈438.特異点〉

12月10日。

 

体内時計はズレたまま。なんかずっと眠たい。シャキッとすることがない。

 

あ、そうだ。テニスがしたい。夜中にふと思う。いまから壁打ちに行ったところでなにも見えないだけだ。せめて体を動かして満足するとしよう。ランニングに出掛けた。

そして盛大にこけた。体も眠たいのかもしれないし、頭がうまく連動しなかったのかもしれない。ちょっと縁石に躓いて前まわり受け身をするはめになった。

 

 

体内時計がズレているのは仕方ないとしても、国家間の時間のズレをよく上手に計算できたものだ。不思議。どうやって最初に発見した人は計算したんだろう。時間っていう概念もそうだし、それをうまいこといじくって共通認識が取れるようになった。

 

仮に本社子午線の時間を世界共通だとしよう。

ロンドンで昼飯を食べているとき、日本は夕飯を終えてのんびりしていることだろう。ときは同じくしてアメリカでは朝飯を食べているかまだ寝ているか。

今の我々にとっての夕飯が「昼飯」になる。アメリカ人と話すときには、彼らは朝飯の認識で「昼飯」と言っている。昼という言葉を、イギリス人は昼と捉え、日本人は夜だと捉え、アメリカ人は朝だととらえる。

日本人「昼飯なに食べた?」

イギリス人「マクドナルドで済ませた」

アメリカ人「食パンにバター塗ってコーヒーで流し込んだ」

日本人「僕はステーキだけどね」

なんともまあちぐはぐな認識になる。それはそれで慣れればどうにかなるかもしれないが、これはすごくめんどくさいぞ。ただでさえ第二第三言語の習得は難しいのに、より一層理解できないものになる。時差という発想はなんとも便利なものだよ。

 

 

こういう発想ってどうやって生まれるんだろう。特異点っていうか。電気発明の瞬間もそうだけど、それがきてなかったら世界はもっと違ったんだろう。ワクワクする一方、こわさもある。

 

こういう特異点っていうのは、たったいる人たち自身は気づいてないんだろう。メタ認知はなかなかできないし、そもそも未来がどうなってるかなんて結果論でしか把握できない。

 

もしかしたらいままさに、我々は特異点に立っているのかもしれない。気付いてないだけで、人類の滅亡へ向かっているのか、はたまたとんでもなく発展する道を歩んでいるのか。

 

 

眠いのでおわり。SFの話ですよ。