ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈442.強い言葉〉

「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ。」

 

ネットで見かける言葉。もとは漫画"BLEACH"のセリフらしい。

残念ながらまだ読んだことがないのでわからない。調べてみたら、味方を裏切ったキャラクターが言ったとのこと。

どういうキャラクターで、どういうコンテキストで出てきた言葉なのかわからないので、漫画の中での使い方はわからない。ただ、研究書もそうだし、ブログやツイッター、いろんな人の弁論を見たり聞いたりしていると、ふと蘇ってくる言葉である。

 

 

漫画の中では、裏切ったことに対して怒りを表し、「殺す」と発したキャラクターに対して発された。

ここでは「殺す」というワードが強い言葉であるという認識になる。

 

「殺す」に限らず、ストレートな単語はインパクトがある。

英語でいうところの動詞が文頭にくる文法。禁止とか命令とか。ほかにも、「ありえない」「すべき」とかもそうだ。

新聞記事とか大衆雑誌の見出しなんかはストレートで強い表現が多いと思う。そのほうが面白そうだからね。

ツイッターもそうだ。短くて記憶に残すためには、強い表現が必要になる。

 

だが、疲れる。

 

 

疲れるの。すごく。「だめ!」とか「するな!」とか「しろ!」とか。

すごいですね!ただ僕には適応しないでくださるかしら。できれば見たくない。

あ、この僕の表現も強かったかしら。

 

こういう表現って、根拠が十分じゃない時に使われがちな気がする。それか、相手の意見は聞く気ありませ〜んっていう意思表示。

強い人がよく使っていらっしゃる。悪かぁねぇんだけどね。

リアルで使っている人が時々いらっしゃって。たまに会って小一時間くらい話すのは刺激になっていいんだけども、飲みに行きたいなとは思えないのよね。

 

 

相手を尊重しなさい!ってのも思わないんだけども、ちょいと話でもしやせんかね?みたいな姿勢で話をする人は自分も相手も大事にする好きな人だと思う。

 

少なくとも、僕が僕のことを嫌いだった時期は全力で強い言葉を使っていたと思う。そういう同族嫌悪もあるんだと思うんだ。

 

優しい言葉だけが正義じゃないけども、ちょいとうかがえる余裕があるのが、僕にとっての「大人」像なんだね。

 

強い言葉を遣う人が弱い人とは思わないけど、脆弱性を孕んでいるとは思う。もしくはその領域を脱した天才か。(良い意味でね。)

僕は使いこなせないやな。