なんかかっこいい話をかけそうだった気がしたけど忘れた。
それが書けたらたぶん毎日一億人の読者がホウチガに殺到するだろう。
しかし、忘れた。だからいつも読んでくれている人が楽しい話題にすればいいや。
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といって、なにか書こうとしたけどそれも忘れた。これは結構真面目に忘れた。
ランニングの話だったか、はたまたバイトの話か。忘れてしまったのだ。
そういう思いつきで書いたものは大して面白くない。そういうもんだ。
だから今日もいつも通りそんなに面白くはないものを書くことにする。
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仮の話だ。
自伝を書くとしよう。
そしたら起承転結はどうなるか。これだ。
あなたの場合はどうなるか、考えてみてほしい。
とりあえず起は全員共通で「生誕」としておこう。もちろん、ここが既に転の方もいるかもしれない。それでもとりあえず起にしておこう。
生まれの時代、環境、家族関係、土地、などなど。書くべきことはいくらでもあるだろう。
じゃあ次に承だ。起に応じて、時間の進行を書くとしよう。この章は特に事件は起きちゃいけない。のんびり、どんなふうに育ってきたかを書こう。
しかしだ。承の次は転だ。事件が起きなきゃいけない。事件が起きたことを楽しくさせるためには承が非常に鍵になると思う。「嵐の前の静けさ」って言うみたいに、静かに、でも確実にフラグを立てなきゃいけない。この承はすごく大事だぞ。親父も言ってたぞ。テニスの30がすごく大事だと。
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話が逸れた。
この承だ。承でどこまで書きま承?
…。
僕はこれで成人しちゃうんだよな。おそらく。承で20年が過ぎちゃう。なにもなかったわけじゃない。成人以降から今に至るまでの濃度が高いから、相対的に未成年期は小走りで飛ばすことになるわね。
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そして問題の転です。
これが難しい。承で敷いた伏線を回収しながら、それでいて、面白くなくちゃいけない。僕のあなたの人生で最大の事件ってなんだろうな。
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ここにきて、ちょっと立ち止まる必要が出てくるのです。
最大の事件とは。
人生最大の事件っていうのは客観的ではなく、どこまでも主観的に決めていいと思う。だってあなたの僕の人生なんだもの。だけども、なんの尺度を持って「最大」なのかを決めなくちゃいけない。
例えば、最近話題のおばあちゃん。シャウエッセンのウインナーがバカうまい!っていうのが最大の事件であれば、尺度は「幸せ」とか、「料理」になる。しかし、尺度を「経済」にしたら、たぶん日本の敗戦、そこからの貧困生活が最大の事件になる。
Twitterで話題のこのおばあちゃんの場合、事件を敗戦にもっていくこともできたなか、あえてシャウエッセンのウインナーを選んだのだ。
アンハッピーではなく、ハッピーなものを最大の事件にしたのだ。
そういう性格してんだもの。笑顔がチャーミングなわけだよ。
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さて、ここにきて起承転結に戻ってみる。
起は誕生。単なるデータだ。
承で時間の経過。心の動きがすこーし出てくる。
転が大事件。承を受けて、なにが起きたか。
この転がハッピーな事件であれば、きっとその人の思考はハッピーうれピーヨロピクねーって感じだろう。ここがアンハッピーであれば、シリアスな自伝になる。
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現実に戻ります。
僕はたぶんまだ死にません。書いた自伝も完成じゃないです。でも無理やり書いてみました。これがアンハッピーなものだとしましょう。
読みたい?
あたいは読みたくないね。まだ道半ばなのに絶望なんかしてたら生きていく気力失っちまうよ!
それならギャグコメディーな事件を読みたいな!これまでの人生なんてまだまだよ。これからが本当の喜劇なんだから!ってほうが読後感がスッキリよ。
そんでもって、続きがもっと読みたいわ。そんな人生を見たいです。そして僕もそんな人生を歩みたいです。
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こんな感じで自伝の仮の話はいいんじゃないでしょうか。
絶望なんてするもんじゃないよ。考え方次第だよ。ギャグコメディにちょっとあるシリアスな話が笑いをもっとひきたてるんだから。
人生の尺度は幸せかどうかでいいじゃん。
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よしもと新喜劇のとってつけたようなシリアス展開が大好きです。あそこがなかったらしまらないもの。