〈473.残念デー〉
今日は僕が当時並行で読んでいる漫画について書こうと意気揚々とバイトから帰ってきた。それを書く前に男子力をあげるためにランニングに行こう、走りながら漫画のどんなところを書いてやろうかとワクワクさせていた。
いつものようにジャージに着替え、イヤホンをスマホに挿そうとする。
おや、イヤホンがないね。
1時間探した。ない。
イヤホンとiPhone用の音楽変換プラグ?を一緒にしていたそれをなくした。
気分はどん底。今日は漫画について書く気にならないので反省会を開く。
。
さて、なくしものをしたらあなたはどのように探すだろう。あった日までさかのぼり、そこからの行動を思い出しながら探すか、それとも部屋を手当たり次第、思いつくところを手当たり次第ひっくり返すだろうか。それとも諦めてさっさと代用品を探すだろうか。
僕はとりあえず部屋をひっくり返す。
なぜかって。部屋がモノまみれなので、なにかの影に隠れている可能性が一番高いからだ。実際それでいくつもの危機を乗り越えてきた。経験が違う。
しかし、エリート兵はうまいこと隠れるんだ。そしたらありし日を思い浮かべそこからの行動をやりなおしてみる。立ってみて、同じ行動をして、置きそうなところ、投げそうなところに視点を向ける。ここまでくるとさすがに見つかりにくい。しかし諦めないことが勝利への道だ。
それでなかったら共に泣こう。
そういうことでいま泣く泣くAmazonで注文した。イヤホン自体は代えのやつがあるからいいとして、変換アダプタは買うしかない。
ちくしょう。前にズボンのポッケから落ちそうなところをなんとか落ちる前に気づいた時があったじゃないか。そのときにズボンに入れないようにしようと思えばよかったのだ。きっとそれだ。買い物出かけたときに、レジでイヤホンを外してポッケに突っ込んだじゃないか。そのあとポッケの財布を取り出して…。そのときだろう。落ちたのだ。ちくしょう。
。
男子力をあげるのもイマイチ気が乗らないし、部屋がばっちいことを公表して女子力は下がるし、残るのは人間力だけじゃないか。イヤホン落としても人徳だけは落とさんぞ。クソっ。
はやくも通信制限かかるし。ついてねぇぜ。