皆さま、ご無沙汰しております。
はらみきです。
お変わりありませんでしょうか。
私の方は何一つ変わっておりません。
ここ数か月脱力期のようで、、、
何一つ身が入らず。ホウチガもかなりサボっております。
ただただ時間が過ぎていくのを待っているような私ではございますが、早くこの脱力期を抜け出して、ホウチガにももっと顔を出すようにしますので、2020年もよろしくお願いいたします。
さて、かなり遅めの新年の挨拶も終えましたので本題へ。
2020年初の共同企画です!
今回はだいちくんの提案でなかなかハードルの高い【交換小説】となりました。
交換小説というのは起承転結をそれぞれ別の人が書くようです。
起:はらみき
承:みっきー
転:もんじゃ
結:だいち
です。
もうこの半年まともに本も読めていない私には大変難しいものでしたが、ただなんとなく思いつくままに書きました。
タイトルはまだ未定です。
小説が出来上がったら決めましょう。
では拙い文章ですがどうぞ。
────────────────
11時40分。1限目の試験が終わったころだろう。今日はセンター試験当日。
進学校に通う高校3年生の私は当然センター試験を受ける予定だった。しかし、私は試験会場にはいない。
朝7時半、9時半からの試験の1時間前には試験会場に着こうと、早めに家を出た。足取りが重い。緊張ではなくなんとも言えない嫌な感じ。寒さがよりそう思わせている。
早く終わればいいのにと思いながら、20分ほど歩き地下鉄のホームまできた。
7:56分発貝塚行き。これにのれば試験会場の最寄り駅へは15分でつく。
電光掲示板を見ると、前駅まで地下鉄が来ていると示されている。
「はぁ。これにのれば15分で着いてしまう。」
より一層嫌になる。
地下鉄は時間ぴったりに来た。
ピコンっという音と共にドアが開き、一斉に人が乗り込む。
そんな中、私は足は立ちすくんでしまう。
私は歯科医師である父と父の病院で受付をする母のもとに生まれた一人娘。
父が医師であることと共働きであることにより、お金には不自由なく暮らしてきた。
そんな両親の口癖は「お金の心配はしなくていいから、自分の好きなことをしなさい。そしてそれを仕事にしなさい。」だ。
好きなことがない私にはこの言葉がプレッシャーだった。
何をやっても長続きしない私には、時間を忘れてついつい没頭してまうこともない。
これまで、とりあえず周りに流されるように進路を決めきた。今回のセンター試験もそう。進学校だから、ほぼみんな大学へ行く。だから私もそうしようと思った。
プルルルルルルル
「ドアが閉まります。ご注意ください。」
立ちすくんだまま電車は行ってしまった。
その瞬間、心がすーーっと晴れていき体が軽くなったように感じた。
両親の口癖。「好きなことをしなさい」
今のは私はどうだろう。周りに流されて何も考えずにここまで来た。
センター試験への緊張と憂鬱な気分が高まり、地下鉄を待つ間自分のことを俯瞰していた。「どうしてこんな嫌な気持ちに囚われているのか」そして両親の言葉を思い出した。
気づけば反対側のホームにいた。
はらみき【起】 完。
────────────────