会社説明会に行ってきた。実に2年ぶりくらいだ。スーツを最後に着たのも半年以上前だ。
とはいえガチンコ就活はまだ先なのでぼんやりと会社の人の考え方を聞くことが目的だった。緊張感もなし。
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社長さんが話をして、役員の人が話をして、人事が話して。そのあと専門職ごとに分けられて詳しい質疑応答。
会社で働くっていうのは楽しそうである。そう見せるんだろうし、実際楽しいと思ってる人が選抜されて会場に来るのだろう。そりゃ楽しそうに見える。期待感というのは高まって仕方ないじゃない。入ったらどうだ、妄想がどんどん加速するよ。
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さすが社会人といったところか。
なのに我々聞き手はどうだ。
質疑応答はひどかったぞ。我先にと手を挙げる、その姿勢はさすがやん。しかしだな、なんというかその質問、いまわざわざするか、みたいな。
志望している会社群は志望理由書のほかに作品とか企画案とかを出さなきゃならない。理由書もそうだろうけど、この企画案が非常に大事だ。
大事だよ、しかしだね。それについて直接聞くかい。
テスト直前の授業にやってきた外部講師の面白い人に「先生テストはなにでますか?」って聞くのと同じだと僕は思ったんだけども。なんというか、そここそあんた考えなさいよ。
せっかく直接話を聞けるっていうのに、いまじゃないでしょうに。メールだって電話だだってできるのに。人事だっているんだぜ。
もっとこう、入社したあとのことを考えてみたほうが楽しいと思うんだけども。なぜそんな試験に固執するのか。
しまいには、「あなたにとって〇〇とはなんですか。」とか。ドヤ顔ですんなそんな質問。あんたのオナニーを見るために来たんちゃうぞ、会社の人はそう思ってたろう。
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実際に自分の就職がかかってきて、人生の岐路に立たされたらそうなるんだろうか。怖くなって答えを求めるのだろうか。
答えは聞く前に自分で考えたいものよ。それでこそプロジェクトを任せられる人なんちゃいますのん、とか余裕のあるあたいは考えるわよね。