東京に来たのは就活があるからである。
合同説明会ってやつだ。とにかくたくさん企業が来るやつ。一つ一つの企業のブースは小さく、来ている社員さんも少ないところは1人か2人だろうか。
僕の目的はただ一つの企業だったけど、せっかくだから気になっていた職業の話を聞いてみたり、自己分析講座なるものを受けたりもした。
感動!はあまりなかったけど、地道な発見はあった。出展している企業のやる気が見えてしまうくらいには客観視できたのかもしれない。
その中でやる気があるなぁと思ったのは、最新の技術を扱おうとしているところだったり、自社の製品に本当に誇りがあるんだろうなぁ、そういうところは聞いていて興味なくても面白かった。楽しそうだ。
。
まだ直近の就活じゃないから単に情報収集の段階だからメンタル的余裕を持ってふらふらできる。場合によっちゃあ就活生の様子を眺めることができる。
するとやっぱり、行きたい!って企業は怪しいんだなってことがわかる。
行きたい!ってのは恋愛でよく言う一目惚れって奴だったり、彼氏とか彼女っていう肩書欲しさに走ってるだけなんだろう。
あくまで、企業とはお見合いである。好きか嫌いかよりも合っているか合ってないか、これが大事なんだろうな。
お見合いとはいえ、嫌いな相手を好きになるのはちゃいますやん。あ、このひと悪くないかも、そう思った後に話してみたり、場合によってはデートしてみたりの後に結婚するかどうかが決まる。
つまり、こちらの希望と相手の希望のマッチングなだけだ。
好き!嫌い!じゃないだろうな。もちろん、猛烈な求婚でむりやり振り向かせる技もあるだろうけども。その結婚が真の幸せかは誰にもわからないのよ。
。
僕は入りたい欲が強い。特に企業はこれ、ってのはないけど、こういう人と結婚したい!みたいな欲は強い。そこに自分の適性があるかはまだわからない。
つまり、今はまだ相手に見合うだけの男じゃないんだろうな。
成長しなくちゃ。