2月9日。
関東最終日ということでデザイナー複数人の展示会を見てきた。
外見の10倍広かった展示室と膨大な展示量に圧倒されて、人の多さもあってだいぶ疲れた。しかしその疲労感に勝る面白さがパンパンだった。
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展示一つ一つも面白いんだけど、ディズニーに行っていたってこともあって、その展示室の空気づくりとか世界観、没入感に興味があった。
ディズニーランドにいた時もそうなんだけど、外空間との隔たりがすごく大事なんだと思う。
その隔たりは単純に物理的な隔たりもそうだと思うけど、外世界との圧倒的な違いがすごい。
ディズニーであれば、ディズニーの世界に入る、いわば夢の国に入国するような感じだ。駅から入園口までの間に少しずつ世界に入り込んでいくようになる。これはあくまで僕の感じ方だけどもね。
そして展示については、建物そのものが異物感を漂わせているし、展示室は一面白の壁とぼんやりとした明るさ、展示品に対する照明。展示の並べ方。そういうところが外の雑多な世界とは一線引いている。
僕にはよくわからなかったけど、そういうアーティストやらデザイナーが世の中にはいらっしゃるんだろう?緻密な計算のもと作られているんだろう。
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こういう世界に入り込ませる技術はすごく大切になる。映画館っていう建物もそうだろうし、映画の内容自体もそうだろう。夢中にさせる技術は是非とも知りたい。
その世界に対して疑問を抱かせないこと、つまり世界は前提にさせてその上でなにがあるか。ここまで持っていくことが没入の技術なんだろうな。
小説とかゲームとか、そういうやつを読み終わった、クリアした後の、一抹の寂しさっていうのはその世界から帰還した時のギャップに対する感情だろうか。その特徴的な世界の消失、終焉が寂しさを掻き立てるんだろうか。
ここらへん勉強のしがいがありそうだね。