〈536.ポンデリング〉
最近ミスドにいきがちだ。
きっかけは京都駅で1時間半をどうやって潰すか考えたときに、ポンデリングを食べたくなったことから始まる。
そのあとハニーチュロが食べたくなったので夜行バスの待ち時間に行った。
テニスの試合を友人として5時間の末勝ったのでミスドを奢ってもらった。
うまい。
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ミスタードーナツは昔から憧れだった。
住んでる地域にはマクドもない。テイクアウトのためだけに20分くらい車に乗る必要がある。
そういうジャンキー系はなかなか食べることができない青春だった。
その憧れたちの頂点に立つものがミスタードーナツである。
ポンデリングなんてきた日にゃ飛び上がったもんだね。
。
大阪で一人暮らしを始めて、ミスタードーナツに限らず、ジャンキーたちはいくらでも手に届くところにいた。
すると、あのころの喜びはなくなった。
そして、まあいいやを繰り返し、食べなくなった。
レアだったころの喜びっちゅうのは大事だったんだな。
ようやく買ってもらったゲームカセットをなんべんも繰り返し遊んだのもあのころだ。
モノに溢れていくと、大切ななにかを失う気がするよ。
。
憧れが憧れでなくなり、日常に落ち着いた。
幸せな味なんだと思う。
日常に落ち着いたものをじっと見つめ直す時間。これが僕には必要なんだな。
そのためには余裕も必要なんだ。
それと適度に情報を遮断すること。ケータイを閉じ、目も閉じ。ただ座っている。
そういう時間がすごくありがたいのです。
。
ま、今日のミスドが幸せな味だったのは、5時間の末勝ったこともあるけどな!勝利の味と他人の金で食うミスドは最高だったぜ!
Foo!