酒を飲むとどこまでも楽しくなってくる。
そしてアルコールが抜けてくるころ、1日の疲れとともに睡魔が襲ってくる。睡魔というのはどこまでも気持ちがいいもんだ。ちょっと罪悪感があるのがスパイスなんだろうな。
当然ぼくは勝率が著しく低い。まず勝てない。
ただし、例外というものがある。
そしてそのわずか数%というのが今日という日なのだ!
。
約3時間にわたるZOOM飲み会。満腹感とほろ酔い感が見事に睡魔をおびき寄せてきた。そして今日は今までの人生で一二を争うほど書にふけった日である。心地よい疲労感。
横になってしまうともう二度と起き上がれない。
ああ。このまま歯も磨くことなく寝てしまったらどんかにか悪いことだろう。そう思うとなおさら眠くなってきた。
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そんなとき、指先がスマホを取り出し、音楽を流しはじめた。
今日だけはもっと気持ちよく眠りたい。
もっと気持ちよくなる方法を俺は知っている。
岡崎体育の「からだ」こいつが俺に効くんだ!
オーストラリア行きの飛行機の中で初めて聴いた。全豪オープンを見て、勝利への渇望が津波のようにオレを飲み込む。その夜、未知の街を「からだ」を聴いて走った。
「からだ」を聴くと、ゴングが確かに耳元で鳴る。岡崎体育はずっと先を走っている。彼のように夢を確かに実現させる。そのために僕は起き上がらなくちゃいけない。
そういうドラマを勝手に妄想して、重いからだを少しでも軽くしたいので、例の如く素振りをしに鴨川に行く。
からだのそこら中がギシギシと痛む。この気持ち良さを僕は知ってしまったよ。
よく眠れそうだ。
。
「
鎧袖(がいしゅう)一触百練の
腕(かいな)に降魔(ごうま)の剣あれば
襤褸(つづれ)仕立ての敵塁(てきるい)を
うつに何か事あらむ
」
我が母校、前橋高校の凱旋歌の2番である。
簡単に訳せば、「鬼に金棒なのでボロ雑巾なんか敵じゃないやい!」といったところだ。
これが好きすぎて仕方ない。
まだ鎧袖一触でもないし、降魔の剣もない。
襤褸だなんていうほど強くない。
しかし、凱旋歌を高らかに歌える日が来ると信じて明日も素振るのです。
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戦闘力15日目
124(+17)
勉強+8
練習+4
メンタル+5
もうじき亀仙人139に辿り着きそう。