ホウチガブログ

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〈580.不要不急とは〉

4月30日。

 

体調も良くなってきたのでいつもどおり夜中に素振りしている。僕は一応言い訳として、ランニングする人が許されて、素振りをするのが許されない理由はない、を用意して人目を気にして外に出ている。

 

しかし、徐々にではあるがランニング以外の目的で僕が素振りするところにいらっしゃる人がいる。

缶ビールを飲みながら携帯を見ている人、4、5人でワイワイと楽しそうに会話する人。そして今日は花火をしている人がいた。

こりゃあ誰にもバレずに素振りするのは難しいぞ。今日はさっさと引き上げてきた。

 

 

缶ビール、会話、花火。

不要不急な外出だ、けしからん!と話を進めるのは楽だ。そういう雰囲気を世の中が醸し出しているもの、それに便乗してしまえばいいだけだ。いまの世の中の常識だもの。

しかし、やはり考えなきゃいけない。

 

ランニング(素振り)は許されて、川沿いで花火をするのが許されない理由。

どちらも言ってしまえば不要不急な行動である。4月頭の首相の会見でランニングは許すような発言を根拠にいうのは味気ない。どちらもストレス発散だという点に変わりない。相違点より共通点を探すほうが楽だ。

 

 

スペインでは完全に外出が禁じられているらしい。例外があり、ペットの散歩は許されているらしい。今日のネットニュースで見たのでご存知の方もいるだろう。金魚を散歩(金魚鉢に入れて)させていた男性が警察に罰金させられたとか。中にはおもちゃの犬を散歩させてたりもするそうな。

これを規則をかいくぐる人が現れたという報道なわけだ。

 

しかし、これも考えなくちゃいけない。なぜ犬の散歩は許されて、金魚の散歩は許されるのか。いやそりゃね、犬は四つ足で歩く動物だし、他のペットみたいに室内で遊ばせれば大満足する種ではないだろうというのはごもっともである。

例えばの話。金魚は散歩させることで5年長生きすることが判明していたとしよう。そっちの世界線ではおそらく金魚を散歩させていたとしても怒られやしないだろう。

もしかすると、その男性の家では代々金魚は散歩させるペットだと認識されていたのかもしれない。

 

常識がどのようにつくられ、社会に馴染んでいるかによって、許す許されないは大きく変わるだろうよ。

 

 

金魚の散歩は今の世の中じゃ完全にアウトなので、話を戻しまして。

ランニングは許されて、花火がダメな理由はどこにあるのか。

いや、そもそもランニング自体あかんと言われるかもしれない。某大学の先生も危険性を指摘してたし。

 

いまの、司法での外出禁止はない日本において、外出許される許されないのラインは非常に難しい。明確な理由を提示できる人あるいは提示されている場所をご存知の方がいたらぜひ教えてほしい。不要不急の定義とは。

 

大学一年生の時、全員出席必須の授業で帽子をかぶって受講した生徒にガチギレした教授がいた。そして「常識がない」と断罪していた。

それを後日、親しい教員が笑っていた。「私も学生の時は帽子かぶって受講してましたからね。私も教員ですが、常識ないのかも。」

 

研究という行為は科学的に論じることだと学びました。科学的とは再現可能で因果関係が明白なことだと教わりました。

 

なので夜な夜な素振りをする僕は、花火をしていたり、集まって会話してたり、ビールを飲む人を怒る気にはなれないのです。

 

 

不要不急な外出って、ホントはランニングも素振りも花火も、全部ダメなんだろうよ。

言ってしまえば。

 

 

戦闘力23日目

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