5月31日。
5月が終わった。
この5月の終わりはただの1ヶ月が終わっただけじゃないと思う。
長い自粛生活もとりあえず終わり、少しずつコロナ前の生活に戻りつつある。もちろん、まだまだ油断しちゃあいけないだろう。そして失ったものを取り戻すことはできない。
コロナ前の生活に戻るんじゃなくて、新しいコロナ後の世界に変わっていくんだろう。
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とにかくいろんな価値観が再確認されたし、いろんな必要不必要がみえたと思われる。
インターネットで飛び交うことば・ひさしぶりに連絡を取ってみてのことば。これが厳しくなるのは、単純に交流に飢えた人間の末路なんだろう。いや、そうであって欲しい。
それならばコロナ後の世界ではそんなに厳しい言葉を見ることが、聞くことが、減ってくれるはずだ。それは僕自身にも言えることだ。
おそらく、コロナ自粛期間を通してより一層自信をなくした気がする。そして、ことばがキツくなった気がする。これは杞憂であって欲しい。
いずれにせよ、コロナ自粛期間で自分の言葉について向き合う時間ができたのは間違いない。
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食生活も、睡眠時間も、活動時間も、すべてがガラッと変わった。いままでは家にいる時間といれば、何にも気にせず思うがままに寝て、思うがままにスケジューリングしたものだ。
それが「自粛生活だからこそしっかりせねばならない」という雰囲気を察してだろうか、いままでより日中の行動を律しはじめたし、それに伴って野菜中心の食生活に見直すことができた。もちろん、いままでみたいな気ままなスケジューリングだと立ち回らなくなったこともあるだろうけども。
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新しい収入を得る機会を失い、余計な支出が減ったので、お金に厳しくなった。外出はしなくなったし、コンビニを使わなくなった。スーパーで野菜を買い溜め、おかしはもちろん、ちょっとしたお肉とかも買わない。必要最低限の生活に変えた。
体重は落ちてダイエット効果有りだけども、お金に厳しくなったのはあまり嬉しくない。目ざとく計算するのはぼくの望む生き方じゃない。
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ぼくの身近じゃないだけで、いろんな人がこの2ヶ月でいろんな影響を受けてきたんだと思う。その多くは悲しいこと、辛いこと。だけどもそれだけじゃないことも気づいておきたい。
「津波のおかげであなたにこうやって出会えたんだから。」
東日本大震災で家族を失った老人が、同じ苦しみを持つ夫婦へ述べたことば。
この言葉をもう一度考え直す時期なのかもしれない。
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戦闘力52日目
432(+9)
勉強+2
運動+5
その他+2
コロナのおかげでこんなことを知ることができた。出会うことができた。
いますぐにそういうことは難しいけども、どこかでそう言える日が来るといいな。すべては時間が解決してくれるから。
忘れたくない。正論が正解じゃない、これだけは常に。