6月14日。
何ヶ月ぶりかに映画館に行った。やはり大きい画面の音響良しコな環境はいいもんだ。ソーシャルディスタンス守りながら見るのはいいもんだ。
とにかく有名な作品なので、観終わった後にめちゃめちゃ興奮してしまった。オチがてんでわからなかったが、世界観とかはほんとに好きだった。京都に戻ったら漫画を買おう。ネオ東京なんかなんともオモシロイじゃないか。描かれた時から30年後くらい経って、東京を感じながら良い経験をした。
「アキラ」
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東京の下町らへんをフラフラすることが多く、隅田川なんかよく歩いている。その末に今日は葛飾北斎の美術館に行ってきた。彼といえば富嶽三十六景だろうけども、個人的に気に入ったのは挿絵であったり、絵描き用の見本を書き残しているものだ。名前はなんていうんだったか忘れてしまったけども、人間観察が好きなんだろうと思わせる絵たちはホントによかった。
絵のために年齢に関わらず挑戦的な試みを続けるのは本当に好きだったんだろうな。北斎の絵を真似る人たちのために絵をまとめるなんか、なんというか人間らしい活動じゃないか。狂人だったらしいけども、良い人だったんだろう、きっと。
隅田川を歩いていても、僕はこれを描こうなんて一切思わない。日常の一部に過ぎない。それにライトを当てるんだもの。目の付け所が違うやな。悔しいねぇ!
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1980年代の漫画作品と18・19世期のそれぞれの奇才。北斎は日本文化という概念がある限り必ず触れられるだろうし、アキラも漫画や世界観ではいつまでかはわからないけどしばらくは話題になり続けるんだろうな。うらやましいかぎりだ。身の程知らずなんだけども、うらやましい。悔しいな。ちきしょう。
東京にいるのはすごくいい時間だ。ちかくを見上げればデカイタワーがあるし、昔からある橋やら寺やら川やら。
住めば都というやつか。いいところだ。
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戦闘力66日目
534(+10)
その他+10
そういうすごいひとになれなくても、誰か一人でも響くようなものを残してみたいと想像する。いいなぁ。