7月6日。
本をまたひとつ読みきった。
しかしながらよく覚えてないのが正直なところ。せっかくいい本だったのに、忘れちゃうのはもったいない。
でも、よくある言葉「メモせずに覚えていることが本当にあなたのためになる知識」。それなら忘れてもいいか。
。
あいやまたれい。覚えている知識ってちゅうのはたしかに感動した一文だったりすんだろうけど、人間の記憶はそんなに正確じゃない。都合のいいように解釈して、都合のように記憶する。つまり、筆者の言いたいことをねじ曲げて自分のものにしている。
これを一概に悪とは言わんけど、誰かに話すときにねじ曲がったものを伝えるのは、個人的によろしくないと思う。自論を護衛させるために無理やり雇ったみたいな。
それよりも、〇〇さんとの共通点はコレ、相違点はコレ、というように明確にしていった上で自論を築いたほうが建設的で客観的な意見に近づくような気がする。
つまり、本を読んで感動したところは当然、そうでなくても覚えておきたいと思ったものは文字起こしして残しておくべきだ、そう勉強した。
。
もとはといえば、ある人から借りた本から学んだこと。
山口周さんの「知的戦闘力を高める 独学の技法」(ダイヤモンド社)という本。独学で教養を身につけるにはどうしましょう、という本。
しかし教養はそもそもなんのために?というところから、人生や現代社会もその議論に取り込む鋭い本。
大学院で〇〇を専門に、と言っても基本は独学でして。もちろん完全な独学と違って教員や先輩がいるのでフィードバックをもらったり、次に読むべき本を教えてもらえるので、真の独学者に比べれば優しい環境ではある。
しかし、研究の範囲や調査の基盤となる知識は本から学ぶので、独学の技法は勉強になった。
まだ社会人になる前、学生期に読んでおいてよかった。
こういう本との出会いは大事にしたい。
そして、その出会いを忘れないためにも文字にするのは大事なのよ。
。
戦闘力88日目
670(+7)
勉強+5
その他+2
出会いを大事にする、という意味では本だけじゃないんだろう。毎日の経験や感情もそうだし、もっといえば人もそうだ。
メモするってことは、USBに記憶させるってのに意味としては同じだろうからね。脳の容量が狭いあたしにはぴったりよ。