8月7日。
友人と話をしてて思い出したことがあった。学部3年、つまり3年前の今頃が大きな転換点だった。
本を読んだことだった。それで文字書きになりたいとはっきり思うようになったみたいだ。
「嫌われる勇気」「君たちはどう生きるか」「夢をかなえるゾウ」この3冊をまったく同時期に読んだ。それぞれ違う角度から生きることの意味を教えてくれた。
「嫌われる勇気」は普通な凡人であることを恐れないことを、「君たちはどう生きるか」は時代が違ってても人とつながっていることを、「夢をかなえるゾウ」は幸せ者の思考法を。
そして僕の結論としては、凡人として人に幸せを振り撒ける人になりたい、というものになった。
そこからもそういう類の本は読んだけども、この結論に上乗せする情報を得ることはなかった。どこにでもあるような安直な結論だったけど、ようやくそこに辿り着けたのは長い旅路だったように思える。
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僕の話はまあいいや。
本を読むっていうのが、人の人生を揺るがすパワーがある。その一方で箸にも棒にも引っかからないような本もある。いわゆる相性が良くなかったというだけだろうし、タイミングが悪かったということだろう。
別のタイミングで上記三冊を読んでも、僕の心には響かないこともあるだろう。病を患っているとして、それに最適な薬を飲むことで効果が出るというものよ。すっかり爽快なのに下剤を飲んだら最悪な効果をもたらしてくれるだろう?なにごともタイミングがあるのだろう。
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題名や「はじめに」を見てなにか惹かれるものがあったら買ってしまおう。そして実際に最初読んでみたり、家に帰ってみたらそれほど惹かれなかったりしたら、置いておく。
突然どこかで引っ張り出して読みたくなるタイミングがあるだろうし、あるいは心のどこかに引っかかってたもやもやを晴らすためにも読まなきゃならないとなる時がある。
それが読むタイミングなんだろうな。
いまの僕は、研究のもやもやと就活関連のもやもやがかかっている。でも読みたくはない。めんどくさい。そうやっているとき、気持ち悪いというか奥歯にものが挟まってるような気分だ。気持ち悪いから仕方なし読むだとしても、タイミングはタイミングなんだろう。
ならばせめて楽しく読みたいものだ。なんでいまこの本が必要なのか、無意識でわかっていれば問題ないけど、わかってなければ今一度意識し直して読み直す。
そうやって本と向き合うことにしています。
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戦闘力120日目
865(+5)
勉強+1
その他+4
本を読まなきゃいけない!なんて言えないけども、読んだ方が幸せになれると思うのです。