〈680.キングオブキングス〉
8月8日。
さて、重い話が続いてうんざりなので軽いお話をしましょう。
8月8日はフェデラーの誕生日です。フェデラーといえば、テニスをしていれば100%知っているでしょう。テニスをしてなくてもスポーツマンとして有名ですからその認知度はかなり高いのではないでしょうか。
そんな彼は39歳になったそうです。もうアラフォーまっしぐらのにいちゃんではなくおじちゃんという枠に入る頃でしょうか。
そして四児の父。世界最強の父でしょうな。キングオブキングス。絶対王者。
いまでこそ、ジョコビッチやナダルをはじめたくさんの猛者とトロフィー争いをするようになりましたが、そういう若手が出てきてない時はバケモンだったね。ホントに。
でもなんで、キングなんだろうな。雰囲気というか。
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もともとロジャーさんは気性が荒い人だったそうな。いまでも時々10代20代のプレーが流されてたりするけど、いまより表情豊かで陽気なにいちゃんです。
キレないようになったのはかつてのコーチの影響とその死別があるそうな。詳しいところは彼の伝記を読むといいでしょう。
それが今のいい親父さんになって、物静かで冷静沈着。いかにも王者。
なんていうんだろうな、彼の中身を批判する人がいたら、おそらくその人が賛同されることはないでしょう。それくらい素晴らしい、尊敬されるべき人。暴君ではなく賢君・仁君。
優しいのはわかるし、良い人ではあることに間違いない。でも近寄りがたい。オーラを纏っている。そういう不思議な人だ。
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僕の知り合い、というか元パートナーがそういう王者だった。高校時代のダブルスの相方。賢くて強い。そして市民的というか国民的、というような雰囲気のオーラ。
ひとつには表情が変わらないところもあるだろうな。それだけじゃなくて、どこかいつも自分より上にいるような。そんな奴だった。
なのに、いざ仲良くなってみるとポンコツでアホな奴だ。外面だけカッコ良くて、常識外れで天然だ。意味がわからない。
そういうところのギャップがまた王者たらしめるポイントなのかもしれない。近寄りがたいのに、チャーミング。
まったくまいっちゃうよ。
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そういう王者の素質がある人は強いやな。でもそれはそれで想像できない苦しみやら悲しみがあってのことだろう。本人がそう認識しているかはわからないけども。
素質だけの人じゃ、そんなに尊敬されることはないんだろうな。内実が伴っていなくちゃあ王者にはなれませんぜ。
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戦闘力121日目
867(+2)
その他+2
王者になる人生も一回くらい送ってみたいやな。転生したら王子様とか?
いや無理だなあ。