8月10日。
昨日の宣戦布告から作戦をはじめた。
まずヤツが現れたエリアは二回ともほぼ同じである。そこの陰になるものをすべて排除した。後回しにして物置と化していた段ボールを解体し、掃除機をかけ、クイックルワイパーで完全撲滅だ!これでしばらくは動けまい。
しかし、そんな我が家に陰は多くある。本棚、小机、服の山などなど。その全てに光を平等に降り注がなければならない。そしてなにより、フローリング保護の意味もある、下に敷いていたくっつけてデカくできるカーペットもどき。こいつをすべてひっぺがす。きみは悪くない。ただ、君とフローリングの間の空間にゴミが溜まるのを知っていた。それを知らぬふりをした私が悪いのだ。すまない。
そして、謎のプリント類、本類。こいつらが一番部屋を占領している。本を捨てる気はさらさらない。次回帰省したときに家に持って帰ってやる。そうすりゃ引っ越しするのも楽だろう。
それまでは、山のままですかね。
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こんな感じで部屋の大改造が進んでいる。途中のブレイクタイムで部屋を眺めると、なんともまあ無駄が多い部屋であることよ。
断捨離は好きではないけども、さすがにこれは一歩間違えればゴミ屋敷。
社会人になったらもっと理想的なできる男の部屋になるためにも、いまは歯を食いしばり、思い出たちを黄色いビニール袋に打ち込む他あるまい。
どうせそんなやつら、大した思い出はないんだから。
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おそらく4時間後には作戦終了のはずだ。仮に奴らが出てきても私の責任での出現ではなくなる。この建物が悪い。集住が悪い。仕方がない。
それならば、夜も熟睡してやろう。
部屋の物がなくなれば、あった時を知っているので、謎に超すっきりがやってくる。気が楽になる。部屋掃除しなきゃという呪縛から解き放たれる。
その拘束から逃れてようやく真人間になれるというものよ。
残り数時間がんばろうか。乗ってるときに終わらせるのが吉でしょう。
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戦闘力123日目
874(+4)
その他+4
そうして夜に、未完のままおわる。それにしてもけっこうきれいになるといい気持ちだね。Gが出たことにすら感謝せねばならんのか。