9月13日。
大阪なおみ選手が全米オープンで優勝した。前回の優勝が2018年。いやぁ素晴らしい。ただ、2年前の優勝とは違って、まあ勝ってくれるだろうなと安心するところがあった。2年前に比べたら納得の優勝である。いやぁすごい。
全米オープンの大阪選手といえば、マスクが話題になった。黒人差別の末に亡くなった方々の名前を記したマスク。優勝後のインタビューでマスクを通して何を伝えたかったのかと問われると、「あなたは何を考えた?」といかにも大阪選手らしい答えだった。考える機会を与えたかったそうな。
自分の中での答えはきっとあるだろう。だが、それを押し付けることなく考えることが大切だと訴えた。なるほどスポーツマンである。
。
同時にかつて高校の時に言われた言葉が抜けない。当時、なにか政治に関して話題があった。昼休みにその話をクラスの何人かが話していて、僕もなんともなしに聞いていた。友人同士で話が盛り上がり、白熱してくると周りも巻き込んできた。
「十文字はどうなんだ?」
大して意見をもたず、あまり対立しないように立ち回ってたので困った。
「いやぁ、おれは中立かなぁ。どっちの意見もわかるしなぁ。」
適当な返事をすると噛み付かれてしまった。
「中立っていうのはないんだ。それは考えてないってことだ。」
なぜこんなことを言われないといけないのかはわからず、納得いかなかった。だって、実際答えなんてわからないんだもの。
。
考えた人は必ず意見があるわけじゃないと思う。むしろ、常に自分に問い続けることこそ大事な気がする。意見することを否定しないし、むしろ意見する機会はどんどん作るべきだとは思うが、常にその立ち位置を問い直すべきだと思う。意見することが絶対ではないだろうし、むしろ考えてふわふわさせておくこともまた必要なフェーズだと思う。
だから、大阪選手が我々に提示したことをもとに意見していいし、反対はせども否定はする権利を誰も持ち合わせてない。意見しなくとも考えることは大事だ。
「じゃあなんで中立なんだい?こっちのどこは賛成で、反対するところはどこなんだい。あっちはどうなんだい。」
そう考える機会を与え合い、引き出し合う。その上で意見を伝える。
けんかじゃねぇんだからさ。それでいいじゃない。
。
戦闘力157日目
1086(+6)
勉強+4
その他+2
読んでいた歴史に関する本で、船乗りがワニに食べられる話があった。だが、食べられる覚悟がある上で仕事をしている。そういうことで、その船乗りが出てくることはもうなかった。
命の重さを深く捉えすぎているのだろうか。
ここらへん、話題がなかったときのために覚えておこう。
こういうのにも意見はせども、否定はしないっていうのが必要なんじゃないですかね。どんな意見も正解じゃないんだから。
どこぞの記事にも書かれてたけど、決勝まで勝ち残らないとマスクの意味がないんだもの。なんだかそういう覚悟も感じたよね。そういう意味でも決勝はいくんだろうなと感じさせるところがあった。
大阪選手はどこまでいくんだろうか。果てしねぇぜ。