9月20日。
ふと思ったことがある。23歳の自覚がないことだ。大学入学した18歳のころ、4年生は21歳とかでめちゃめちゃ大人に見えた。あの歳になればやることも決まっていて、人間として完成される。そんなふうに思ってた。
当然その歳も過ぎて、むしろ18歳当時からしてみれば、23歳といっちゃあ立派な人間として悩みとかもはや存在しないような「超人」だと思っていた。
ところが、現実の僕はといえば、18歳はおろか、12歳の頃の自分の延長でしかない。悩みのレベルも考えていることも大差ないと思う。
このままいけば、子供おじさんになってしまうぞ!
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子供おじさんだなあと思うポイントとして、自分のことでいっぱいいっぱいなところだろうな。経済的なところは大きいだろうし、悩みのポイントもそうだし、覚悟がグラグラなところもそうだし、ほんとに中学生の頃とたいして変わってない気がする。
しかし、さっき言ったような「超人」な大人は一人もいない。すげーって思った人も結構欠点はあるわけで、かつて想像していたような人間は一人もいなかった。
だし、なにをもって大人かというポイントも人によるんだろうし、そんなものないんだろう。
なのでそんなに気張らなくても良いじゃないか。
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あまり変わってないというのは、絶望感とともに諦めももたらす。自分はそれほど成長してねぇんだなあと悲しくなる一方、まあそれが俺が俺であるということかと高望みしなくなる。
身の丈にあったことをできるとともに、なにやってもいいかしらと理想にしがみつくのがどうでも良くなってくる。だって、その理想に近づいているような気がしてたけど実際距離は縮んでなかったんだもの。
ならば、一年位前に諦めていた週一連続物語を再開しても良いんじゃないか。やりたいならやりゃあ良いじゃないか。どうせ趣味なんだもの。
ということで、物語にちゃんと向き合ってみようと思った次第であります。
とはいえ大人になりたいな。
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戦闘力164日目
1126(+3)
その他+3
いつもの通り、24時を過ぎていた。人がいなくなったこの時間を狙って、この大きな建物をフラフラするのが楽しみなのだ。
特になにをすることもなく、5階に行く。ここにある大窓が1番眺めがいいんだ。そこから眺める夜の美しさはたぶん誰も知らない。いつもの帰り道。見慣れた風景も、角度を変えてみるとこんなにも違って見えてくる。これが良い。
暗闇の中でスマホを見ると、午前2時と映る。そういや明日は珍しく予定があったなあ。慌てて帰り支度を済ませ、自転車にまたがる。さっき上から見ていた風景が平面になる。大通りとはいえ深夜はなにもない。道路の真ん中を立ち漕ぎするのも楽しみの一つになっている。
そんな楽しみ見つけなけりゃよかったのにね。突然横から出てきたライトを避けきれなかった。