ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈737.勉強します〉

10月4日。

 

現代アニメと古典の関係性についての新書を読んだ。おそらく論文で使った内容を新書用に簡単にしたようで、深い議論はほぼなくわかりやすくまとめていた。いまも古典の影響を受けてアニメは成立しているとな。

決めポーズは歌舞伎の見得から着想を得ているらしい。オマージュ(敬意)によって表現される過去の作品の引用は、表現者受取手の共犯関係を生み出すとか。

アニメに限られず、映画も小説も漫画もゲームも、別ジャンルの古典から勉強していることは深く役に立つんだろう。

 

 

なんで古典を勉強するのかといえば、いまの文理問わない科学が発達するに至る原初の形を知ることである。そして失礼な言い方が許されるなら、いまほど専門化されてないので荒削りであったりする。だからこそ、現代科学に至るまでに削ぎ落とされてしまった曖昧な科学的な証明が難しいものも含まれていたりだとか、今に伝わるくらいに人間に響く何か根本的なものが含まれている。

それを解明することが古典を研究する人たちの目的だったりするのかしら。そこはわからないけど、少なくとも古典にハマってしまった非研究者はその、よくわからないなにかの魅力に取り憑かれたのだろう。

 

 

古典はある程度の知名度があるのは約束されているので、オマージュとして引用しても受取手にわかってもらいやすい。その秘密を共有してしまったかのような共犯関係はとても面白い。おいおいそんなこと言っちゃっていいのかよみたいな一種呆れ笑いみたいな、なるほどここであの話に展開をつなげるのねみたいな感動感心だったり。

知名度があるっていうのはそういう面白さを生むことにもなる。

 

この世の作品は全て過去にできた作品のオマージュでできている、みたいな言葉があったと思う。誰のどういう言葉なのか忘れちゃった。

まあ世の中にウケる作品っていうのは、結局ウケてる作品を勉強してようやく見つけられることなんでしょうな。

型破りと型なしの違いみたいな。型を習得しないと破れる型もないみたいな。

 

勉強しましょうね。

 

 

戦闘力177日目

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その他+3

 

そういう共犯関係をたくさん結ぶって意味で、勉強することは根本的に楽しいんだと思うんです。