10月6日。
シュワルツマンというテニス選手がいる。過去最高世界11位、28歳。2018年ごろから特に結果を出し始めた遅咲き。
そして彼の特徴は170cm64kgという体格。180-190cmの身長はプロツアーではほしいところだと聞くけども、その中で170cmはあまりにも小さい。サーブはもちろん、ラリー戦でも上背がないというのは難しい。パワーもそうだし、物理的にネットの上から打てる範囲が狭いのはそれだけで攻守の形が決められてしまう。
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そんななかシュワルツマンは、とにかく拾いまくるフットワークとショットセレクトが秀逸だと思うのです。
西岡選手も170cmの64kgということで、彼のプレースタイルもフットワークと戦術という似た長所がある。
やはり巨人たちを仕留めるためには、頭の良さとタイミングを待ち続けるタフさが必要だということか。
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僕も身長は169cmのチビである。でもフットワークもなければ戦術もないので、固定砲台として強打するしかなかった。
でもやっぱり実体験として、身長あるやつが打ってくる強打にはどうやったって勝てない。安定感も段違いだし、パワーも違う。
さらなる強さを求めるのなら、強打だけじゃなくて、それを生かす戦術なり、カバーできる脚力なりが必要だったんだろう。
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いままさにシュワルツマンとティエムが全仏で戦っている。185cm79kgのティエムはやはりハードヒットが持ち味。
しかし今日は風が強い。ティエムのハードヒットのタイミングが取りにくい試合になっているので、シュワルツマンがいくらか有利に見える。
決してティエムのプレーは悪くはないが、シュワルツマンが拾い続けて、タイミングを見て守りから攻めに切り替えてくる。それに対応しきれていないティエム。シュワルツマンの強さが発揮されている。
だが、第二セット第9ゲーム。1ゲームに10分以上かかっている。シュワルツマンも積極的な攻めに周り、その分ミスが増えている。要所要所の完璧なボレーによって、流れが行ったり来たり。
このゲームを取ったほうが第二セットを取るであろうことはもちろん、試合の結果に大きく左右する。
ティエムもシュワルツマンも、とても好きな選手なので良い試合になってほしい。いやあ面白い試合だ。
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戦闘力179日目
1219(+2)
その他+2
この試合に勝った方に、全仏優勝してほしいな。