10月25日。
ランニングが下手だ。一定のリズムを保つのが苦手。最初に長距離用のダッシュをして、徐々に遅くなり、わずか10分経たずでジョギング以下になる。
これには理由がある。戦略を練るのが苦手すぎるのだ。その時その時の100%を出すしか脳がない。誇張じゃなくてほんとに。
テニスもそう。全部ハードヒットしないといけないと思っていた。だからそれについては天下一品でも総合得点になると良くて中の下だ。
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京都御所のまわりが4キロ。たったこれだけだけど、いざ走ってみるとなかなかくる。
これを同じスピードで走り切ることができなかった。最初飛ばして、真ん中より前からずっとポテポテと流すしかなかった。なんともまあダサい。今考えてみれば、なんともまあ愚かなことか。
理由はあった。真に体力があるものは、常に全力疾走で走り切ることができる者だと思っていたから。だからこそ、最初の全力疾走に意味を見出していた。
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これを間違いだとは言わんけど、僕が欲しいのは長距離用の走り方なので、別の方法でランニングをする必要がある。
そういうことで、今日は「手を抜いて」走った。イヤホンからちょうどいいスピードの音楽を流して、それに合わせて走る。
走り出しはなんともまあ手抜きのクソみたいなランニングだと余裕綽々だった。そのはずなのに、1キロ走り終わるくらいで思ったよりヤバいかも、2キロ走り終わるくらいでこれはギリ走りきるか?
そうして、人生で初めて4キロを同じペースで走り切った!
この体験の素晴らしさを知る人はいるだろうか。そんなん当たり前じゃんと言う方、ごもっとも。しかし、マズイと言いきかされてきたトマトがアホみたいに美味しい!みたいな気分だ。
なんだよ最初からこうすりゃええんじゃんけ!
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最初全力疾走の何が悪いって、一発の負担がでかいのでランニングに行こうと気力を出すのにパワーがいる。そして、やったあとにどれくらい成果が出たのかわからない。
あくまで「全力疾走」なので、自分の感覚が頼りだ。調子の良し悪しを測る方法がわからなかった。
しかしペース維持走法だと、その日の調子はもちろん、成長の度合いも測れる。
いまのところいいこと尽くし。しばらくはこれでランニングをするだろう。
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そろそろ解放されたと思っていたけど、思い込みによる、方法や選択肢の除外がまだまだ根深い問題のようだ。
なにか日常で不満や煮えきらない感覚があったら、前提を壊すことから考え始めるといいんですね。
というのは簡単なんですよ。やはり自分でない誰かとの会話も必要なんですな。
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戦闘力198日目
1339(+9)
勉強+2
運動+4
その他+3
テニスであれば、ループボールやドロップショットでリズムを崩すことがとても大切なんですね。
スピードやパワーで勝てても、それは上限がすぐにくるということなんだな。
勉強になった。