〈769.院生になった人のために〉
11月5日。
最近就活ばかりしていて論文がちっとも進まない。別に就活も本格的に面接とかしてるわけじゃなくて、ネットで話聞いたりひたすら会社調べたりしてるだけで、大したことをしているわけじゃない。
つまり言い訳をしているというこった。
それくらい、論文は気が重い。
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僕が将来研究室に戻ってくることがあれば話は別だが、これが人生最後の論文になる。学部の論文で満足できなかったから進んだ大学院なのに、中途半端には終わらせたくない。
ところが。中途半端に終わらせたくないとなると、とんでもなく大変な情報量が必要なのだ。400ページの本を読んで使えるのが1、2行なんてのがいくつかあるし。それくらいニッチなところをかぎまわってるので、ネットの海に溺れちゃいそう。
そういうので現実逃避を一生懸命にしちゃうわけだ。
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そしてなにより、身近に就活する人がいなさすぎるのも怖いところだ。
学部の頃の就活は、もはや一種の流行病みたいに気持ちの悪くなる現象だったけど、いまは逆にサバンナにひとりぽつんと立っているような感じだ。
情報のソースがネットしかない。リアルな話は時々やってくるネットの説明会くらい。
難しいのよ。進学多数の大学院での就活っていうのは。
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いつかの未来の、2020年の日本の学生の状況を知るための手がかりはここらへんにしといて、いつかの大学院生になった誰かのためにこの状況を打破する理想論を書いておきましょう。
まず、毎日きちんと決まった時間にお外に出る習慣をつけましょう。
大学院は自律の場なので、どこまでもぐだぐだできちゃうのがおそろしいところです。なので、それが難しいなら習慣にしちゃうしかないね。
次に、興味がある単語はGoogle scholarで検索だ!とにかくそれでトップにヒットする論文は読んでおけ!その論文が直接使えなくてもなにかの礎になる可能性が大だぞ。
三つ目、コミュニティに属することよ。研究分野が明確にあれば研究会に入っちゃうのはもちろん、それ関連の先輩を見つけて声かけたり、ネットで見つけた先生に連絡したり。そういう地道な営業が明日を作るんだぞ。
最後に。やっぱり太陽を浴びましょう。仮に習慣も作れなくて、論文も大して読めずに時間が進んで、コミュニティに属さなくても、とにかくお外に出ることだ。川沿いを散歩しても良し、お寺や神社のベンチで座るもよし。部屋から出る勇気を!
どうせ誰もあんたにゃそんな興味ないわよ。そこらへんで野糞さえしなけりゃなにしててもスルーされる。気にせず外に出ることだ。
ゆめゆめわすれることなかれ!
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戦闘力209日目
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太陽ってなんであんなに元気なんだろうね。不思議だね。