〈770.活路を見出す〉
11月6日。
いまのメンタリティは、劣勢の試合に近いと思う。
僕のこれまでの人生経験で一番重要な地位をテニスが占めているので、なにごともテニスに例えがちなんだけども、現在の状況はまさにそうだと思う。
苦しくても、うつむいてはいけない。
厳しい状況を打破するには、エネルギーを使うしかない。無理に声を出して自分を鼓舞するしかない。
そういうことだ。
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テニスの劣勢の時のメンタリティとはどういうものか。
まず、解決策が見えない。
自分のプレーが悪いのかもしれないし、相手が良すぎるのかもしれない。いずれにせよ、現状維持では負け確定なのでどうにか策を練らなきゃいけないが、なにをしたらいいかわからない状態になる。
その結果、弱気になってくる。
やるべきことが明確じゃないまま試合が進行していくと自分の存在を疑うようになってくる。時間的な制限もあるため、じっくり落ち着く時間もない。どんどん肯定すべきポイントが遠くなっていく。
その末に、声が出なくなる。
地面を見るようになって、相手の観察ができなくなってくる。自分のことばかり考え始め、試合というよりも自省に注力するようになる。マイナスな考えにエネルギーを使うので、声を出さなくなる。もはや試合モードでなくなってくる。
そうなるとどうなるか。なにもできないまま負けてしまう。
もちろん、これがすべてではないし、試合中に唐突に勝ちパターンに入ることもゼロではないが、自分が勝ちモードじゃないときはそのヒントさえ見逃してしまう。
こういうのは時間が解決してくれない問題になっている。期限が目の前に迫ったときの苦しい状況。
こういうときに、悠長に時間が解決してくれるというのは、現実逃避になっている。
真正面から戦って、戦意消失を避けなくてはならない。その結果負けたら爽やかにコートを去ることができる。
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やるべきことの判断が明確になってない時、弱気になってくる。
考えるといっても、悩むとは大きく違っている。考えるっていうのはある程度思考の結果を求めるけども、悩むというのは結果がついてこない。試合中の判断については悩んではいけない。
とにかく考えた末に指針を捻り出さなきゃいけない。これにはとてつもなく勇気がいるけどもこれをしないと後悔するんだな。
つまり、状況を整理して、問題点を突破できる方法を捻り出す。そのための行動指針は常に明確にしておくといいだろう。そういうことをテニスで学んだはず。
状況が複雑であればあるほど、判断するのは難しくて勇気がいるけども、ある程度は蛮勇があってもいいんじゃないかしら。
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戦闘力210日目
1405(+6)
勉強+4
その他+2
酷い悪夢で目が覚める。そういうときは朝からがっつり飯を食うことにしている。
飯食って暖かくして寝ることが幸せの基本なのよ。