ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈815.就活の念能力〉

12月21日。

 

就活ばかりの話題になってしまうが、これも一年くらいの期間限定なので許して欲しい。

最近H×Hを読んでいる。序盤にハンターになるための試験を突破するという流れがあるが、当然ながらここからが話の始まりだ。

試験を突破した後もっと強くなるために修行にいくが、試験を突破していても本当のハンターにはなっていないことを修行先で知る。それがこの漫画のシステムである念能力というやつだ。

この念能力を身につけていなければ一人前のハンターではない。しかしそのことを受験者は知らないし、世間でも知られていない。

 

 

就活がまさにそんな気分になってくる。仮に内定をもらっても、すぐにつかいものになるわけではなく研修を超えてようやく新人と呼んでもらえる。

我々就活中の人間は、その領域に達したいけどわからない。大切ななにかがそこにはあるけど、そこには決して辿り着くことができない。いわゆる「正解」と言われるやつ。それがわからない。

 

もちろん人生に正解がないように、絶対これということはないと思う。しかし、就活中の人間が到達すべき謎の領域があるような気がする。

 

 

例えば大学1年生の時、就職というのは遠い未来の話だった。仮に食品メーカーを目指す人間がいるとしよう。しかし、その人間は食品を見てもなんとも思わないのが大学一年生というものだ。

単純な一般人と大差ない。

 

大学2年生。ちらほらと就活を気にし始めるだろう。ゼミとかサークルとかの先輩が就職活動を始めたので、ちょっと気になりだす。このころからちょっと食品メーカーを知り始めたり、パッケージを見るようになる。

 

大学3年生。なんかサマーインターンには参加した方がいいとか聞くのでとりあえずネットで調べてみる。なんとなくやってた合同説明会とか、学内での説明会にいた会社に興味が湧いたのでインターンを申し込んでみる。このころには自己分析を始める人が出てくるだろう。食品メーカーを見比べて、なんとなくここらへんで仕事をしてみたいと思うかもしれない。

 

大学4年生。あれよあれよと本番を迎える。自己分析して、自分の未来を考えて会社を選ぶ。そしてESを書いて、面接して、晴れて内定。

 

これが僕の周りにいた人間の就活ルートだったと思う。

 

 

これになにか念能力的ななにかがあるような気がして仕方がない。それがなんだかわからないんだけど。社会人になって求められる能力のことだろうか。わからない。

ただ、その能力さえ手に入れられればどんな会社でも成長を見込める人間として存在できるような気がする。会社に思わせるわけではなく、実際自分の能力に成長するしかないみたいな。

 

ここでひとつ、自信なんじゃないかと思ってみる。単純な自信家ではなく素直な自信家。まさにゴン=フリークスみたいな。孫悟空でもいいや。ああいう、天性的なポジティブ野郎。

ああいう人間といると、なんだかできるような気がしてくる。熱に当てられるというか、伝播するというか。

 

就活生が社会人と比べて能力が低いのは当然だ。それなら、能力が伸びるだろうと思われる人間を取りたくなるのはたぶんハズレではないと思う。

となると、やはり一を聞いて十を知る奴がいいだろう。それはつまり、成長欲求が激しいってことだろうさ。

つまり孫悟空でもゴン=フリークスでも、大事なのは自信ではなく単純に強くなりたいという素直な気持ちなんだろうな。

 

 

成長欲求が激しい結果、これまでにどんなことを手に入れてきたのか。これが大事だろう。

ぽっと出でこの会社にしようと思っても、それまでの繋がりの末に選んだ会社であれば、なにかしら会社と繋がる価値観があるだろう。

それだ。成長欲求からの価値観の類似。

それを丁寧に説明する能力があればいいのかもしれない。

 

つまりどの企業でも良しとしてくれる念能力なんてきっとない。あるのは自分と会社という二者間のコミュニケーションってだけだ。

君に惚れた!結婚してくれ!を懇切丁寧に伝えればいいっていうのを誰かが言ってた気がする。

 

 

戦闘力255日目

1626(+4)

勉強+1

その他+3

 

なにも成し遂げてきたような気がしないから自信がないのよ。でもここまでに成し遂げてきたことって社会的に考えれば大抵大したことじゃない。そうじゃなくてそれをどう認識してきているか、それが若い人間には必要なんだろう?