ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈817.別れ際〉

12月23日。

 

引越しの準備をしている。1ヶ月後には部屋がすっからかんになるはず。ベッドの処理をどうするかまだ考えついてないわけだ。困った困った。

 

 

荷物は全て実家に行く。実家に行って、次の一人暮らしまでは仕舞い込まれるものがほとんどだろうな。次の一人暮らしももしかしたら家具付きとかの場所かもしれない。そしたら今のスターティングメンバーが揃うことはもうないのかもしれない。

すべてがひとつの終わりに向かっている。学生の終わり。やりたい放題だった6年間が終わる。来年はどうなるか全く想像がつかないけども、なるようになるしかない。

ただ、中学の卒業も高校の卒業もとても寂しいものだった。想いがあったから。友達にも校舎にも。

大学はそうでもなかった。ゼミの最後は寂しかったけども、どこかで会うだろうという感覚があったからまあいいやって感じだった。そっちの家もそうだった。4年住んだから想いがないわけではないけどもそれより引越した先、つまり今の生活が楽しみで仕方なかった。京都っていうのは高校生の時から住みたかった場所だし。そういうのもあって、この別れが近づく寂しさってのは久しぶりだ。

 

 

年の終わりが近いってのもあるかもしれない。クリスマスの予定がないし、年末年始もたぶん論文で忙しくなる。だからそんなにゆっくり過ごしましょうね、とは思えない。だからこそ、この忙しさに流されて別れがまともにできないんだろうなと無意識的に思えてくる。こんなに早く引越し準備を始めるのもその一つの現れだろうな。

ちゃんと一人暮らしの終わりを名残惜しく思いたい。なんでだろうな。そこに意味があるのかわからないけども。

卒業アルバムなんて誰が見ただろうか。大掃除の時に目に入ってみちゃった時くらい。よっしゃ卒業アルバム見るべな!と思って見た人はいるのだろうか。一番見るのは、まだ卒業してないタイミングだと思うな。卒業式当日とか。やっぱり名残惜しく思う気持ちってのは大事なんだな。

 

 

別れっていうのは、それまでそれに支えられていたことを思い出す。失って初めて理解するっていうけども、それを疑似体験し始めるのが別れ際だろう。

別れる運命に逆らうことはできないし、別れなければ次のステップは来ない。だからこそ進んで別れなければならないけども、やっぱり大事なものは大事なの。

だから別れ際の気持ちって大事にしたいのよ。日常にあるありがたいものを、ありがたいと思えるから。

 

 

戦闘力257日目

1635(+5)

勉強+2

その他+3

 

目の前に積み上げられた段ボール、解体された本棚。君達と過ごした6年間。僕は間違いなく大人に近づいた。ありがとう。あと1ヶ月、よろしく。