1月9日。
ヨモツヘグイって知ってるかい。あんまり細かい原典を知らないんだけど、確かイザナギイザナミの話だった気がするんだけども。
ヨモツヘグイって何を意味するかっていうと、生きたままでもあの世のものを食べたら現世に帰ってこれないとかそういう感じ。わかりやすい例が千と千尋の神隠しだな。異世界のものを食べちゃったから現世には帰れなくなったところから物語が始まったな。
このヨモツヘグイは色んなところで使われるようになって、ホラー映画とかでもあった気がするな。とにかく、現世離れしちゃった時はなんにも口に入れるなってことだ。
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ここからはあくまで僕個人の妄想。
なんで飯を食うと帰ってこれないのか。わけわからんやん。ということで、いくつか考えてみる。
①食事は文化の象徴、それを体内に入れることで同化を意味する
②体内に取り込むと体を形成する。あの世のものを食べればあの世の体に変化する。
③現世の人があの世の人のためにお供えしたものを食べたってことで、あの世の人間として解釈されるようになるとか。
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①食事と文化
食事は国とか地域で大きく変わってくるのは承知のところだろうし、東日本西日本レベルの距離感でも違いが出てくることもある。そういうことで、食事はその世界観を示すことになる。
もちろん、ほかにも文化の違いが出てくるのは少なくない。食事の特異性に注目する。
②食べて体を作る
日本人とアメリカ人の体格に違いは食事の影響が少なくなかったとか。江戸時代の日本人はもっと小さかったけど、飯文化が国外と交わるようになって背も伸びたとか。そんな話を聞いたことがある。どこまで正しいのかわからない。でも少なくても、Mのバーガーのみを食べ続けると汗が油っぽくなるのは結構有名な話だろう。それくらい食事は生きている我々の生き方にも影響を与えてくる。
そういう意味でもあの世のものを食べたらあの世のものになっちゃうとか。
③お供物の解釈
これはもう科学的じゃないけども。お墓にお供えしたものは、死んだ者に捧げるもの。逆説的だけど、それを食べる者は死者である。そういった意味で、死者向けの飯を食べたらそれは死者だってこと。裸の王様的な感じ?違うかも。
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ヨモツヘグイについて知りたければちゃんと古事記を読みましょう。たぶんなんか書かれているでしょう。
①と②の合わせ技で文化を体内に取り込む。そして外からの人からも③の理由によって異界のものとして扱われちゃう。そういうことでヨモツヘグイには気をつけようね。
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戦闘力274日目
1707(+3)
勉強+1
その他+2
なんでヨモツヘグイの話なんてするんだろう。とにかくお腹すいても落ちてるものなんて食うなよ。