ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈885.卒業シーズン〉

3月1日。

 

用事があって四条河原町のほうにいくと一輪の花を持った高校生がわんさか歩いていた。卒業シーズンか。僕は卒業こそまだしないけどそろそろ京都を発つつもり。

 

 

論文の提出の後も発表会の後も、同期と打ち上げができなかった。安い飲み放題でベロベロに酔って、歌でも歌って肩組んだりして帰り道まで楽しみたかったけどもできなかった。仕方ない。

僕はもうじき実家に帰る。さすがにちょっと飲みたい気分だったので、広い会議室を借りて距離を空け空けで空気清浄機と加湿器ガンガンでちょろっと同期と飲んだ。論文をまとめる時期を大変な思いをしながら過ごした同期である。楽しかった。

 

 

サプライズでプレゼントをもらった。京都を出て行くけども、あんまりことの重大性を考えてこなかったので想像できなくてリアクションが皆無だった。

そういやそうだ。京都を出て行くということはお別れになるだろうということだ。所属は残しているから大丈夫(?)みたいなことを考えていたけども、全員で会うことはもうないかもしれない。

想定外のプレゼントの嬉しさと寂しさでダムが決壊した。

 

 

同じ研究室の先輩は卒業で荷物をまとめている。同期は結婚したり、新しいビジネスをしようとしたり、研究を続けたり。それぞれの生き方に分かれていく。

この状況、感情がたまらなく好きだ。そしてこれを味わえるのは最後だろう。これからは会社に属せば全員が同じタイミングで別々の進路を選ぶことがなくなる。

「ハミダシモノ」が自分のしたいことを実現するためにチームを去ることはあっても、他のメンバーも「ハミダシモノ」になることはほとんどないだろう。

 

寂しさと嬉しさと、それぞれへの期待と自分への期待と。この混じり合いは大切にしたい。

そして次会った時に、その混じり合いがいつのまにか喜びになって、懐かしさになって、そして刺激になる。

 

 

これまでの中高大の混じり合いを思い出しつつ、今日の混じり合いを大事にしつつ、次の刺激に醸成されるのを楽しみにしています。

ずっと友達。