4月28日。
ラーメンって不思議な食べ物である。実家にいると食べる機会がないくせに、一人暮らしになると週に一度は食べに行く。
ジャンキーで一人席で腹一杯になる。なるほど確かに一人暮らし向けに作られたような料理である。ラーメン屋というのはそういうターゲットに絞っているのだろう。
しかし世の中にはお子様ラーメンなるものもある。つまりファミリーで食べるラーメン屋があるということだ。実家の周りにそういうラーメン屋がなかったので意識したことがなかったけども、世の中にはそういう家庭もあるのだろうか。
だがあれは子供が食べるには難しいぜ。量もそうだけど、麺だし熱いしクセのある具がのってたりする。それでも食べたい親が子供に食わせて、いつのまにかうまいもんだと錯覚するのだろうか。僕は小さい頃ラーメンアンチだったからな。ひたすらにチャーハンを食べていたよ。
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いわゆるレストランで、こどもにターゲットを絞った店はないんじゃないか。確かにマクドナルドやファミレスだとおもちゃを貰えたりするお子様セットは間違いなくある。でもこどもの満足のためにメニューが作られて、その上でご両親セットが用意されたような店はない。
それはそうか親が金払うんだもの、親が満足しなけりゃリピーターにはならないか。
そう考えると、子供の好みって大体のところ親の影響を受けるんだろうな。
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実際、子供でグルメなタイプは聞いたことがない。量が多くて大味なもんだったらなんだって美味しいもんな。じゃあいつからそういうグルメに目覚めるのだろう。
ひとつはやっぱり一人で飯を食えるようになる高校生から大学生くらいだろうか。自分の好みのために金を払えるんだもの。人によっては美味しいものを求め始めるし、なにより一人飯に行けるってのはそれだけ選択肢が増えるってことにもなる。
あるいは料理をするようになるころだろう。例えば中学の家庭科かもしれないし、一人暮らしや寮生活かもしれない。自分好みの味付けができるようになれば、店に行ってもそれを探すようになるだろう。
となると、店側がターゲットに狙えるのはやっぱり高校生以上になるんだろうな。
不憫なこどもたちだぜ。
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なるほど、食の好みはお金の有無にも関わってくるのか。金持ちならばカップ麺の旨さを知らずに大人になるだろう。貧乏であればフカヒレなんかよりラーメンだろう。
じゃあ金の有無に関わらず、万人が好きな料理ってなんだろうな。
白米か、パンか。炭水化物は最強ですね。