ホウチガブログ

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〈960.漫才のこと〉

5月14日。

 

個人的にかなり驚いた話。

実家でお笑い番組をよく見るようになった。その中で、「実力刃」という番組がとても気に入っている。とにかく面白いコント師や漫才師が1時間番組で一組か二組だけネタを1つか2つを見せてくれる。つまり、芸人がたくさん出てきて少しずつ見せるやつではなく、長尺で滑るわけがないネタしか持ってこないということ。そしてネタ作りのきっかけやらアイデアやらについてMCのアンタッチャブルサンドウィッチマンが聞いていく。これが面白い。

 

 

その中で最近の放送で出ていた漫才師Hi-Hiのネタ作りが驚いた。

かなりハイスピードというか、勢いというか、なんとも場慣れしたベテランのしゃべくりというか、そういうスピード感のある面白さでどんなにか稽古しているんだろうかと関心があった。

なんとネタはツッコミの岩崎の発言を箇条書きにしているだけなんだとか。稽古は100回くらいするらしいが、毎回同じにはならず100通りの漫才ができるんだと。

もちろんお笑い番組なのである程度盛っているところもあると思うけども、そんなに違うことは言わないだろう。5分とかのネタを箇条書きで、しかも練習から本番まで同じになることはないと。わっけわからんぞ!

 

 

恥ずかしい話、大学のサークルの出し物で3人の漫才をしたことがある。お笑い好きだったので俺がネタを書くと豪語して、いわゆる内輪ネタでの漫才だったので比較的ウケたと思っている。しかしネタ作りってのは難しい。

一人でオモロいやんってことを箇条書きにしてそれをうまいこと流れを作ってセリフを考えてやってみたけども。次の日になるとめちゃめちゃつまらないネタになっている。なんでこれ面白いと思ったんだ、そんなやつばかり。

それで結局内輪ネタに逃げたわけだけど、仮にM-1の予選にでも出ようもんなら大滑りかまして悲惨な思い出よ。

 

お笑い芸人として職を得ている人でさえ滑ったりするんだもの、素人が一日二日で考えたネタが面白いわけがない。笑いの種みたいなものがあったとしても磨き方がわからないんだもの。

 

 

それでHi-Hiのネタ作りが箇条書きで、内容のほとんどはアドリブに近いというのはとんでもない自信と度胸があるもんだ。

僕が作った時は一つ一つのセリフまで気にしていたけども、そんな小さなことを気にせずなんともまあ楽しそうに漫才をしていた。

なんとも面白い漫才師だ。番組に出ている他の芸人さんも面白いけど、あれができるのはすごいね。

もっと注目してネタを見てみよう。