5月17日。
有名人をどう呼ぶのかはとても難しい。もちろん日常会話であれば別にさん付けしなくていいだろう。
「錦織勝ったんだって」でいいだろう。わざわざ錦織さんなんて言わないだろう。というのも錦織選手と今後会うこともないだろうし、友達との会話であれば別に失礼とかないだろうし。
そもそもさん付けするのは、その対象の人に対して敬意を示すためであったり、最低限不快な思いをさせないためである。
そして最近話題になったけども、ファンとして会話する分にはむしろさん付けしない方がよかったりもするかもしれない。敬意も突き抜けると自分と同格じゃないということで、殿上人的な感覚で話すとさんをつけることすらおこがましいと。
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例えばさっきの錦織選手の場合、僕は当然日常会話だとさん付けするわけないし呼び捨てである。というのも錦織選手と知り合いでもなければ今後知り合うこともない一方的な認知で終わるから。
しかし、万が一インタビューする機会があったとしよう。そしたらさん付けになるだろう。もし僕がウィルソンに入社して錦織選手が契約選手として取引する場であれば様をつけるかもしれない。
とはいえ基本はさんすらつけないのが普通だ。というのは最初に述べたように、さん付けというのはある種同格であるように感じるところがあるから。肩を並べた同業者みたいな?
「この前の錦織さん強かったよね」
この発言が全日本選手権のロッカールームなら納得だけど、市営公園のベンチならなんやこいつとなるだろう。
この常識というような不文の文化はちょいと難しい。
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というのもこうやってネットの海に文字を流す時はどちらとも言えるからだ。
ほぼあり得ないが、この文章を錦織選手が見ている可能性がある。現実とは違ってネットは基本的に平等で肩を並べる環境だと思っている。だからあえて「錦織選手」という当たり障りのない表現にしている。
スポーツ選手ならそれでいいけど、俳優とかミュージシャンだとどうか。個人的には何かしら役職をつけたい。〇〇選手というような、無難な言い回しをしたい。
というのもネットなのでもしかすると本人が目にするかもしれないから。しかしさん付けするのはおこがましい気がする。慇懃無礼と受け取られる可能性あるからね。
となると特定の俳優話題を切り出しにくい。別に「ムロツヨシのことが好き」だと書かれているのは別にいいし違和感もないけども。個人的な正義感として、万が一本人がみたとき無礼に感じないものにしたい。となると「ムロツヨシさんが好き」と書くことになる。しかし…。
というような堂々巡りになる。
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これがチーム名ならいいんだけどね。SMAPかっこいい、なら別に普通。
有名人の個人名をネットで出す時はちょっと未確定で困る。英語ってその点便利よねぇ。ミスターをつければ普通だし、付けなくても別にそんな失礼にならないし。
なんでこんなこと考えなくちゃならんのだ。小規模ブログであれば別に呼び捨てでいいのかしらね。