ホウチガブログ

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〈982.若手選手〉

6月5日。

 

全仏もいよいよ佳境に入ってきた。ベスト16が揃ってきて誰もが優勝するかもしれない人たちの集まりになった。もしフランスにいるのならば今日明日あたりが1番面白い日になってくる。どのコートの試合をみても世界最高峰だし誰しもツアーで優勝している。ここまで残れるプロ選手は本物である。

全仏は特に他のグランドスラムの大会に比べて試合時間が長くなる。クレーコートは球足が遅くなる。だからこそ逆転もできるし最後まで油断できない。本物の強い選手だからこそ勝てるコートだ。

 

 

スペインドリルという言葉があるくらい、スペインのテニスは特別走り回るメニューが多い。だからこそクレーだと異常な強さを誇るスペイン人選手が多い。

その最たる例がナダルであり、残っている選手であればダビドビッチとカレーニョブスタだ。

しかし今大会はイタリア人選手も同じく3人残っている。ベレッティーニ、ムゼッティ、シナー。いずれも若い選手でこれからしばらくはランキング上位にいることになるだろう。

 

個人的にはムゼッティに期待している。まだ19歳のイケメンは今大会西岡に2回戦で勝っている。その前の一回戦でシードのゴフィンにストレート、イタリアの先輩のチェッキナートにぎりぎりで勝ち抜いた。これは本物である。

 

こんなとんでもない争いの中に日本人がいるというのが嬉しいことだ。錦織選手はこれまでかなり苦しい戦いで勝ち上がってきているが、ラクソネンが途中棄権したことで体力を温存できた。これは期待してしまうが相手がズべレフ。かなり厳しい戦いにはなるだろう。

 

 

しかし、個人的に気になるのは世界で戦える日本人選手がなかなか続いてこないことだ。イタリアやスペインが異常なのは重々承知であるがやっぱり大会2週目に日本人選手がまだ3人もいるよなんていう日を見てみたい。

もちろん、本戦に日本人が4人いるのはとても嬉しいことである。でもやっぱどんどん勝ち上がって日本人同士で決勝かよみたいな日を望んでしまう。

 

イタリアはムゼッティもシナーも若いし、スペインならアルカラスが着々と成果をあげている。10代20代前半の若手選手で世界で戦う選手が欲しいなぁ!

ファンが言うのは身勝手なものだけど、やっぱり期待しちゃうのよね。そうしないと試合を見たいとかそういう気持ちがなくなっちゃうもの。WOWOWでもGAORAでも、選手育成のために補助金とかいっぱい出してあげてくれやい。